第37話 届け物 ページ38
あの後、コネシマさんは斧を片付けに武器庫へと向かい、私達は三人で食堂へ向かった。
...まぁ、あのまま歩かれたらニグのトラウマが再発しそうだったもんなぁ。
快活だが考えが読めない。今まで周りにいなかったタイプに、私も若干疲弊する。
ニグのケアはするとして、一先ずは食事だ。食堂の円形の机に向かい合うようにして、私達は昼食を食べる。
食べている内に、ニグの心も解れていったようだ。
tn「ニグ君、ホンマごめんなぁ。シッマは後で粛清しとくから」
ng「えっと、気にしないで下さい。俺も、もっと耐性付けないとなって思いましたから...」
...それは、付けなければいけないもの、なのだろうか。
ゴクリと息を呑んでいる彼に、私は何と言ったらいいのか迷う。
それはトントンさんも同じ様で、申し訳無さそうな表情をしていた。
食事を食べ終え、お茶を片手に一息つく。
tn「さて、Aさんは午後の方は授業ですか？」
『はい』
ng「午後は俺もお供します！」
『ありがとう。ニグの見解があれば、更に助かるよ』
私の言葉に、ニグは得意気な顔をした。その様子に、トントンさんと和む。
tn「二人共、大分此処に慣れて来たみたいで良かったですわ」
『そうですね。召喚されたばかりの時よりは』
ng「召喚...そういえば、人間界に未練は無いんですか？」
ニグの言葉に、トントンさんの肩がピクリと跳ねた気がした。
私はお茶を置き、少し視線を上にして思考する。
...未練、かぁ。
『んー...職場環境は良くなかったし。毎日泥のように眠ってたから...生活はこっちの方がずっと良いよ』
ng「へ、へぇ...」
『まぁ、強いて言うなら...親友、かな』
脳裏に、二ノ宮ちゃんと別れたあの日が浮かぶ。召喚される、ほんの数時間前が。
今、彼女は大丈夫だろうか。心を壊してしまっていないだろうか。
『いっそ、あの子も
ut「まぁ、難しいやろな」
ng・tn「『っ！？』」
急に聞こえた声に、私達は弾かれたように振り向く。
そこには、装飾の施された箱を小脇に抱えた大先生が立っていた。
ng「うっ、鬱先生...」
tn「驚かすなや...」
ut「あ、すまん。Aちゃんに荷物預かっててさ。脈絡も無しに参加しちゃった」
『荷物、ですか？』
大先生が差し出してきた箱を受け取る。
少し警戒しながら、箱を開け、私は目を見開いた。
『......え、コレって...』
箱に入っていたのは...青い、“拳銃”だった。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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