第36話 犬と犬の仲 ページ37
『おはよう、ニグ』
ng「おはよう御座います。A様」
エンドラの騒動から、約一週間が経った。
ニグの存在は認知され、普段は仔犬の姿で私の使い魔として生活をしている。また魂の従者は、基本的に主人を守れる位置に居たいらしく、私の部屋にベッドがもう一つ追加された。
...未だ、主人としての扱いには慣れないけどね。
起きた後は二人で食堂へ向かい、朝食を摂る。
大体三十分くらいで食べ終えれば、書記長室へと向かう事がいつもの流れになっていた。
『私はこのまま仕事に行くけど、ニグは今日どうするの？』
ng「今日はコネシマさんから誘われて、軍の訓練に参加させて頂く事になってます」
『分かった。じゃあ、またお昼にね』
ng「はい！何かあれば、何時でも呼んでください」
そう言って、私達は書記長室付近の廊下で別れる。
書記長室へと入室し、トントンさんに挨拶をすれば、私の仕事の時間だ。
書類に向かい合い、一つずつ処理していく。
tn「そういえばAさん、今日ニグ君は一緒や無いんですか？」
『訓練に誘われた様で、訓練場の方に行ってます』
tn「あぁ、成程。シッマかぁ...彼奴、ホンマにニグ君気に入ったんやなぁ」
『そうみたいですね』
そんな雑談をしていれば、午前中の仕事は終わっていた。
二人で昼食を摂りに食堂へと歩いていれば、後方から勢い良く走る音が聞こえてくる。
振り向けば、それと同時に白い物体が私にぶつかってきた。落ちそうになったソレを、私は慌てて抱え込む。
『わっ！？...ニグ？どうしたの？』
ng「っはぁ、はぁ...す、すみません。何でもな」
kn「
ng「アアアアア！？」
tn「ちょ、ニグ君大丈夫か...？」
白い物体は勿論ニグで、更に後ろ来た斧を担いだ笑顔のコネシマさんを見ると発狂した。
...え、この数時間で一体何が？
『えっと、コネシマさん？一体何が...』
kn「あー、いやね？ニグんゴ強いからさ、いつもの訓練メニューより難易度上げてん。簡単に言うと、武器無しで武器有りの俺との鬼ごっこなんやけど」
tn「えっ、正気か？お前軍最速の脚の持ち主やろ！？」
トントンさんが嫌悪感丸出しの表情をし、それに対してコネシマさんは爆笑している。
え、何その鬼畜。
ng「俺もう嫌いっ！コネシマさんのこと嫌い...もう...っ」
kn「ウフフフ！おう、俺を憎め？そして強く生きろぉ？？」
高らかに笑い上げるコネシマさんを見ながら、私は腕の中で震えるニグを宥めていた。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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