第17話 人か神か ページ18
目の前の魔族が幹部だと分かり、私はその後全力で頭を下げた。多分、風を切る音がする位には高速であったと思う。
『申し訳ありません！幹部様とは露知らず無礼な態度を...！』
shp「あの、そんな畏まられても...そういう上下関係面倒やし。ワイが困るんで」
「顔、上げて貰えます？」と言われた為、私は少しずつ体勢を元に戻した。
改めて相手の姿を目にすると、肌の色は普通。
服もジャケットで、特に他の魔族の様に一発で種族判別が出来る感じでは無い。
私目線、完全に人間に見える。
...何の、種族だろう？
『初めまして、書記長補佐の職を賜りました。夏梅Aと申します。宜しくお願い致します』
shp「宜しくお願いします。あ、一応、種族言うと“
『まじん、ですか』
魔“人”...魔“神”...一体どっちだろうか。
『えっと、神族...ですか？』
shp「いや、では無いっすね。なんていうか、一つの物体に寄生するー...精霊？みたいな感じです」
tn「ショッピ君は、“ランプの魔人”なんやで」
『ランプの魔人！？』
思わず大きめに声を上げてしまい、慌てて口を抑える。
不思議そうに此方を見てくるお二人に、少し恥ずかしくなりながらも謝罪を口にした。
shp「人間なのに、ランプの魔人知ってるんですか？」
『えっと...私の世界では、ランプの魔人は御伽噺の登場人物なんです。ランプを擦ると現れて、三つの願いを叶えてくれるという...なので、ちょっと有名人に会った気分になりまして』
tn「へぇ、人間の想像力も此処まで来ると予言やな...」
そう言うと、トントンさんは感心した様に息をつく。
ショッピさんの方も、少し目を見開いて「マジか...」と声を漏らしていた。
shp「...何かむず痒いな、ソレ...あっ、三つの願いって固定なんすか？擦る回数とか決まってます？」
『大抵は、そうですね。擦る回数の方は、特に決まってませんでした』
tn「えっ、何それ優しっ。ショッピ君なんか“三擦り半”じゃ無いと出て来てくれへんのに」
『えっ』
彼の言葉に、私も声を漏らす。
...三擦り半って、判定が...御伽噺の様にはいかないって事か。
tn「後は気分で叶える願い変えるし...」
『それは、どんな...』
shp「最近やと、そっすね。“擦った者の、願う歌を歌わせます”とかやりました」
『すみません、よく分かりません』
魔界とのギャップに、私は少し思考が停止した。
それって、願いなのか...？
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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