第15話 知りたい ページ16
side tonton
Aさんから事の詳細を聞いた俺は、一先ずコネシマに謝罪した。
シッマは特に気にしていないようで、いつも通りカラカラと笑う。声がデカい。
その場の魔力を正しく感知すれば分かった事やのに...少し、熱くなりすぎたか。
そう思って、深呼吸をしているとコネシマが大口広げて爆弾発言をした。
kn「しっかし、A
.........え？
『それは...って、姐さん！？』
kn「ウフフフッ！そんな驚かなくてもええやんけぇ、A姐さん！」
シッマはそう言うと、機嫌良さそうに肘を曲げて軽くAさんをつつき始める。
『いや、そんなドラ○もんみたいな笑い方されても...』とAさんの方は困惑していた。
ド○えもんという物は分からないが、かくいう俺も、この状況は混乱せざるを得ない。
...はぇ？な、何？マジで俺のいない間二人に何があったん！？
ていうか、同意の上じゃねぇのかゼ！？
俺の混乱が伝わったのか、Aさんは一つ咳払いをした。
『ちょ、ちょっと話を戻しましょう。何故、トントンさんを呼ばなかったのかについて。でしたね？』
kn「おぉ、そうそう」
Aさんの話に、俺も耳を傾ける。
...やっぱり、まだ信用出来へんかったんかな。俺ん事...。
『トントンさんが居るという事実が知られると不味い...と思っていました。なので、名前を呼ぶという事をしなかったんです』
tn「それは、どういう...」
『貴方は、この国の重要な方です。もしあの場で呼んでしまえば、私との間に繋がりがあると思われるかも知れないと考え、黙秘という手段を取らせて頂きました』
Aさんはそう言うと、胸に手を当て軽く頭を下げた。
それは完全に、下位の者が上位の者に敬意を示すための物で。
...いや、あってる。関係を隠すって言ったんは俺やし。彼女の言葉に間違いは無いし、寧ろ約束を守ってくれた事に安堵すべきなんや。
でも、なんか胸が苦しい。
『(...まぁ、焦ってて忘れたのもあるけど)』
「わふっ」
kn「なるほどなぁ〜、ええな。でもな姐さん、あんま効率は良くないね。この場合はやっぱ...」
『あっ、ちょっ(ヤバ、また始まった)』
シッマの
...もっと、Aさんの事を知らなあかん。
俺は知らぬ間に、拳を握り締めていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1443人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
