第12話 仮契約 ページ13
side tonton
俺は
今現在、数分前に自分がした選択を後悔しているところだぜ。
え？それは何故かって？
「わんっ、わんっ！」
『あぁ、もうシロ。大人しくしてて...』
tn「ハハッ、元気ですねぇシロ君は」
『本当に、申し訳御座いません...』
シロ君があまりにもAさんから離れたがらなかった為、気が利く
Aはシロ君を抱え、俺に追従してくれてはいるが、楽しみより心配の方が勝っているようだ。
不味い...このままやと、ガチで町紹介だけで時間が終わってしまう...！
頭を悩ませていた俺は、ふと近くの店が目に入った。
tn「あっ...Aさん！ちょっとええですか？」
『はい、何用でしょう？』
tn「此処、此処入りましょ」
俺は軽くAさんの肩に手を添え、店の扉を開け、店内へ入る様に促した。
...これは、セクハラにはならんよな？夫婦やし。
少しビクビクしながら、俺も後に続いた。
_____________
『わぁ...凄い』
「わふ...」
目の前に広がるのは、簡易的なジャングルだった。
木の上、池の中、店内の筈なのに美しい青空。
その景色には、首輪を着けた沢山の魔獣達が、悠々と暮らしている。
...滅茶苦茶、ファンタジーだ。
tn「“使い魔専門店”です。此処やったら、シロ君も思いっきし動けますよ」
『えっ、まさかその為に態々...』
tn「気にせんで下さい。少し休憩しましょ？」
彼はまるで紳士の様に、私を近くの椅子までエスコートしてくれる。
座った事を確認すると、店員と何かを話し、赤いスカーフの様な物を受け取っていた。
tn「これ、Aさんからシロ君に着けて上げて？」
『これは？』
tn「使い魔の仮契約用の魔具です。着けた相手を主として、呼べば何処にいても必ず帰ってくる様になるんや」
『わぁ、便利』
彼が言うには、これは本契約とは違い解除も簡単らしい。今、シロの様子を見ている分にはこれが一番良さそうだ。
...何から何まで、優しい上司だなぁ。涙出そう。
私は彼に御礼を述べ、シロに真っ赤なスカーフを巻いていく。
どうやら、シロもそのスカーフを気に入った様で、着け終わると胸を張ってドヤ顔をしていた。
tn「おぉ、似合うやん」
『カッコイイよ、シロ』
「わんっ！！」
tn『「(可愛いな...)」』
何となくだが、トントンさんと同じ事を考えた様な気がした。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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