第11話 初デートと同行者 ページ12
side tonton
tn「っあぁ、ヤバ...緊張してきたわ」
デート当日、俺は待ち合わせ場所とした書記長室で深呼吸を繰り返していた。
まぁ流石にぃ？デートそのものをした事がない訳では無い。けれど相手は人間だ。
魔族とは、価値観から何もかもが違うだろう。
...上手くエスコート、出来るかなぁ。
慣れた世界から、無理矢理連れて来てしまった彼女に、少しでも楽しんでもらいたい。
そう考えている時、扉がノックされた。
tn「っど、うぞ」
『失礼致します』
ヤバ、今声裏返ったよ。
聞かれていないだろうかと冷や汗を掻くが、どうやらAさんは気にしていない様で、普通に話しかけてくれる。優しい...。
『お時間、大丈夫でしたか？』
tn「お、おん。大丈夫です...Aさんは、体調とか平気ですか？」
『はい。問題ありません』
背筋をピシッと伸ばしたAさんは、いつも通り仕事着を着用していた。
そういえば、何着もあるとはいえ、彼女には私服すら無い事を思い出す。
...よしっ。此処で気の利いた一言でも言わな...！
tn「あーっと。今日は、Aさんの服も見に行こか？」
『私の、ですか？』
tn「勿論。Aさんの趣味のもん、何着か買いましょ。えっとほら、もう二ヶ月もおるんやし！」
そう提案すると、Aさんは少し考える様な素振りをする。
次の反応に心臓をバクバクとさせながら待つと、彼女は暫くして一礼をした。
『有難う御座います。私も、今回で様々なお店の場所を覚えたいと思っておりましたので、お言葉に甘えさせて頂きます』
tn「そ、そっかぁ...良かった。そんな固くならんでもええですよ。気楽に、見て回りましょ」
俺の言葉に彼女は頷く。
一応、夫婦なのだからもう少し砕けてくれても良いと思うが、きっとこの礼儀正しさがまんま彼女の個性なのだろう。
...タメ口とかしてくれる様になるのも、俺の頑張り次第か。
少し心構えをし、俺はAさんと城門の方まで移動を始めた。
_____________
久しぶりに来た城門の先は、やはり賑わいを見せている。
前回はたった一人で人探しをしていた為、じっくり見るのは初めてだ。
tn「そや、地図渡しときますね。もしもの時用に、城には戻れる様に」
『はい。有難う御座います』
地図を渡され、それを眺めてみる。
かなり広そうだ。
tn「それじゃあ、行きましょ」
『はい』
「わんっ」
tn『「...えっ？」』
その声に思わず二人で足下を見ると、そこには白い毛玉が鎮座していた。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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