【むりはきんもつ。】 ページ9
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涼介「そんなの...どうでもいいし。Aのほうが大事じゃん?」
A「でも...」
涼介「いいから今日は寝とけ」
やっぱり、Aの顔色はいつもより少し青ざめてて、指先もびっくりするほど冷たかった。
羽毛布団をかけてあげて、そっとAのおでこに触れる。
目を細めて嬉しそうにするのが、たまらなく愛しい。
しばらく頭をなでたり、ほっぺをさすってあげたりすると、またすとんと眠りに落ちたA。
その間に、俺はご飯でも作りますか。
Aの寝顔を一瞥してから、ゆっくりと立ち上がった。
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涼介「Aさーん、もう昼だよ」
A「......んん」
鍋とスプーンを片手に寝室をのぞくと、やっぱりまだ寝てた。
小さめの、形が可愛いめったに使わない鍋。
中にはほうれん草がたっぷり入ったシチューが入ってる。
ほうれん草は貧血にいいんだってさ。
A「やーば。...私めっちゃ寝ちゃった」
涼介「ごはんできてっけど」
A「あ、ありがと。今食べたい」
さっきより顔色はだいぶマシかもな〜。
そんなことを思いながらスプーンを渡す。
ふーって口をとがらせてから、スプーンを口に持っていくA。
でも、なぜか口の前に持っていかれたまま、停止。
あ、もしかして。
A「ね、あーんして?」
....きました。
ベタな"あーん"ね。
照れるからあんまやりたくねんだよなぁ。
涼介「は、自分で食べれんだろ〜」
こうして一回は拒否ってみるけど、
A「えぇ.....今日だけ!ね、おねがい?」
弱ってるAがおねだりっていうなんともいえないこの状況に結局は負けてしまう俺。
しかたなくAの口に運んでやれば、満足そうに"おいし"って言って笑った。
たまにはこういう日も悪くないけど、
はやくよくなってまたデートしような。
一日中看病した俺でした。
涼介「俺も一緒に寝ちゃおー」
A「やだ、こっちこないでよ」
涼介「さっき、あーんとか求めてきたくせに?ツンデレか(笑)」
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「看病」どうか気にいってもらえますように....
リクありがとうございました〜(^▽^)/
リクをいただいたとき、お話の長さがどうしても異なってしまいますが、
ご了承ください。
わざとじゃないです!
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ていな - 山田未夢さん» じゃあみゆうって呼ばせてもらうね!そんなこと言ってくれてありがとう!(´;ω;`) (2017年2月23日 16時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
山田未夢(プロフ) - ていなさん» みゆうでいいよ!みゆのほうがていなさんの事大好きだもん! (2017年2月22日 18時) (レス) id: 129f0d5250 (このIDを非表示/違反報告)
ていな - 山田未夢さん» 私もコメントいっぱいしてくれる未夢ちゃん大好きです♪♪ (2017年2月19日 20時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
山田未夢(プロフ) - ていなさん» いやいや!めっ〜ちゃ!おもしろいし、きゅんきゅんだよ*しかも、この作品も、ていなさんも、大好きだよ♪ (2017年2月19日 17時) (レス) id: 129f0d5250 (このIDを非表示/違反報告)
ていな - 山田未夢さん» レスめっちゃ遅れた!ごめんねー!こんな作品ばっかりだけどこれからも好きでいてくれると嬉しいな(n*´ω`*n) (2017年2月18日 21時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちてぃな | 作成日時:2017年1月6日 16時