＃だいすきであふれてる 【R.Y】

【かっぷるだってけんかする。】 ページ15

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pipipi....pipipi....



無機質なアラーム音で目が覚める。

横目で確認したら針は出勤の時間、7時を指してて、飛び起きようとしたら、何かにグイッと引き寄せられた。





涼介「今日休みだよ..？」





少しかすれた低い声がするほうを向くと、私の体をがっちりホールドした涼介が眠そうに眼を細めてる。

何とか抜け出そうとしたけど、足まで絡められてるしやっぱり涼介の力にはかなわなくて、仕方なく収まってることにした。

なぜかもう私の気持ちに怒りなんて感情は全くなくなってて。
無意識に涼介の胸板に顔をうずめてた。





A「ばか」


涼介「はいはい」





昨日とは違う、優しい涼介の声と、優しく頭をなでてくれる手に、安心する。






涼介「昨日はごめんな？」


A「私も..ごめんね」






ふにっと触れるだけのキス。
やっぱり、大好きだなぁって。






涼介「さてと！今日こそどっか行こ」


A「ん、そだね」


涼介「Aのチョコもおいしかったよ」


A「んぇ、食べたの？！」


涼介「おいしーくいただきました♡」






特別な日にけんかなんてサイアク、って思ったけど、けんかするたびに涼介を信用できて、そして、信用されてる気がする。


これからも、そんな関係を築けたらいいなー、なんて思ったり。


今日のデートでは素直に言おう。

"だいすきだよ"って。







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一日早いバレンタインのお話♡

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