第２７話：siryiさんのお叱り ページ32
ナツメside
「…96猫」
「はい」
正座する俺の前に仁王立ちしているキューティーハニーに、俺は汗を額からたらたらと流し、したに顔を俯かせていた。
それは何故かというと、答えは単純で、俺がAを怒らせてしまったからだ。
まぁこれだけでは分からないだろうから、少しだけ話を聞いてくれ…。
俺が何故今こういうことになっているかというと…。
ーーー
ーー
ー
「はぁ！？どういうことなん、それ！！？」
12時半から、俺、天月、まふくん、そらるん、さかたん、うらたんの男性陣で開催するライブの打ち合わせがあると、俺はマネージャーから聞いていた。
いつもより随分遅いんだな、と思いながらも、俺は朝にAに叩き起され、ちゃんと準備してから家を出る時刻を確認し、先程までくつろいでいた。
打ち合わせ場所は駅で20分くらいするところで、その頃の時刻は12時くらい。
もうそろそろ出ようかな、と思っていたところで、俺の携帯にマネージャーから電話がかかったのだ。
そのマネージャーからの電話の内容は、
『96猫さんすいませんっ！う、打ち合わせする時間、どうやら12時半じゃなくて10時半かららしくて…！本当に申し訳ありません！！』
…とのことだった。
必死に謝ってくるマネージャーに、俺の顔はどんどん青白くなっていく。
…今、何時だ。…12時だ。
…1時間以上、遅刻をしている。
「えっ、ちょ…ああもう！話はあと！！すぐに行くから待っとって！！」
一方的に俺は電話を切り、荒々しく荷物をかかえて家を飛び出した。
まさか、二時間もマネージャーが間違えてメモをしているなんて考えなかった。
そこまで大荷物じゃないのに俺の額からは変な汗が流れ、それと共にマネージャーへの怒りがふつふつと燃え上がってくる。
電車に乗った頃にはもう、今にも電車を蹴ってものにぶつかりたいくらい腹が立っており、本当に冷静じゃなかった。
今回のライブ、メンバーが本当に豪華で、お客さん達に最高の時間を送ろうと歌い手だけで約束していた。
俺も今回のライブに対しての想いはそれなりに大きかったし、今日は絶対に遅刻するものかと意気込んでいた。
それなのに、まさかマネージャーが時刻を間違えるなんて…。
気付けば貧乏揺すりをしていて、口からは舌打ちが飛び出していた。
…うん。自分でも子供っぽかったなって思うよ。今になって。
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ももはす(プロフ) - 子たぬき&坂田家さん» 返信遅くなってしまってすいません！コメントありがとうございます(*´▽｀*)ですよね…私もついついニヤニヤしちゃうんですよ笑 同じですね（笑） (2017年9月24日 20時) (
レス) id: cd24fb7f62 (このIDを非表示/違反報告)
子たぬき&坂田家(プロフ) - 96ちゃんがかっこよくなった〜ニヤニヤがとまらない (2017年9月24日 15時) (レス) id: 1fc64429a0 (このIDを非表示/違反報告)
ももはす(プロフ) - iceさん» コメントありがとうございます！こんな彼氏いたら毎日ニヤニヤしまくりですよ…(笑)これからも更新頑張るので、よろしくお願いしますね！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: cd24fb7f62 (このIDを非表示/違反報告)
ice(プロフ) - 96猫さんの夢小説…！とても面白いです！ちょっとニヤニヤしてしまいました…(;´∀`)これからも更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: f6a4d10306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももはす | 作成日時：2017年8月11日 10時
