妖アパ×カラフル～天使と人と妖怪アパート～③ (ページ34)

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117話皮肉～プラプラside～ページ34

リオ「まぁ、どうでも良いか。早くしないと他のが入る」

プラプラ「俺が入らせないって考えはないのか？」

リオ「それは迷惑だな」

プラプラ「無駄な事は止めとけ、天使雪には帰るべき場所がある」

リオ「寿荘か……」

プラプラ「あそこは霊能力者もいる。お前ごときが入れば消滅するぞ」

リオ「確かに、あそこは厄介だな」

プラプラ「だったら早く戻せ」

リオ「皮肉なモノだよなぁ、プラプラよ」

プラプラ「はぁ？」

リオ「私たちは同じ、彼に運命を狂わされた。だから私は彼を憎む。それなのになぜお前は彼を助けようとする？貴様がガイドで彼が担当だから……理由はそれだけじゃないだろ？」

プラプラ「そんな考えだからお前は堕ちたんだろ」

リオ「だから自分は引き上げられた……とでも言う気か？」

プラプラ「さぁな」

しばらくの沈黙が起こる

それを先に破ったのはリオだった

リオ「私たちは相反するしかないのか？」

プラプラ「俺は考えを改める気は無い。お前が変えない限りそうだろうな」

リオ「そうか……残念だよ、心底ね」