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86話 状況判断 ページ3
雪「んだよ!?コレ!!?」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
金属特有の鈍い音が動く度に響く
良く見ると左足にも同じような物が装着されている……
雪「……」
鎖は頑丈で、ただでさえ弱まっている身体では抵抗など出来ない……鍵を開けるための針金も無い……
雪「……マジでついてねぇ」ﾊｧｰ
時刻は午後5時、誘拐されてもう3時間以上たってやがる……
携帯などハイカラな物を持ってない俺にとって、電話で誰かに助けを求めるのは不可能
まぁ、持っていたとしても取り上げられているだろうが……
雪「……」ｼﾞｯ
冷静に自分のいる場所を見渡す
トイレやシャワー等、必要最低限な物は揃っており、鎖を着けたままでもシャワーやトイレを出来るように細工されている
が、窓も無く１つしかないドアは鎖が邪魔をしてドアに触れる事も出来ない
雪(……下らねえご都合主義だな……本当に)ﾊｧｰ
力の入りにくい身体をベットに沈める
数時間前まで、青空を見ていたはずなのに……
今は無機質なベージュ色の天井と、それに張り付いた照明が目に入る
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設定タグ：妖怪アパートの幽雅な日常 , 男主
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作者名：タンゴ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年7月18日 22時
