妖アパ×カラフル～天使と人と妖怪アパート～③ (ページ19)

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102話速さ広さはお任せを～夕士side～ページ19

学校を後にすると、バイクに跨がった長谷の姿が見えた

長谷「稲葉、何か分かったか？」

夕士「……あぁ」

俺は長谷に、さっきの出来事を全て話した

～～～～～

長谷「なるほど……矛盾点の解明か……」

夕士「知らないはずの事が何で分かったんだ？超能力者じゃあるまいし……」

長谷「……ちょっと待ってろ、稲葉」

夕士「はっ？」

そう言うと、長谷は誰かに電話をし始めた

途切れ途切れに聞こえてくる内容によると、どうやら年上らしい

長谷「……ありがとうございます……行くぞ、稲葉」

夕士「行くってドコにだよ？」

長谷「人に会う、今からな」

夕士「ひ、人に!!?一体誰に!!?」

長谷「『天使雪』と言う人物を、最も近くで見ていた人だ」

夕士「お、おい……まさか!!?」ﾋｯｸ…

長谷「あぁ、近くのファミレスで落ち合う」

思いっきり飛ばす気でいるのか、エンジン音が重く鳴り響く

夕士「まてよ!!俺は、ほぼ初対面だろ!!?」

長谷「お前はな!!俺は違うし～♪」

夕士「おい!!?;;」