短編小説・ネタなどの集 個人用

【オリジナル？】様々な世界を旅した先に… ページ43

トリップというものは何回を起こることではない
しかし、私は違った
ベッドへと眠りを落とせば
トリップが起きてしまう
時々何も起きずに朝を迎えることがあるが
殆どはトリップだ


今日は青い青い海を見る
港の街から多くの船が出航していく
ドクロのマークを掲げ
大海原へと漕ぎ出していった
彼らは何を探しに行くのだろうか？

その人達を捕まえようと
慌ただしく動く兵士たち
上のものは頭を抱える

この世界はワンピースの世界だった




朝を迎え、バイトに行き
部屋の中でイカしたゲームをやりまくる
そして、夜になり寝る



一面はインクだらけ
近くではシュバシュバ…と何かを打ち出す音
青く塗り替えられれば今度はオレンジへと色を変えられる
その繰り返しである
ローラーで走り抜けていくものもいれば
イカになり、インクの中に潜り潜むものもいる


この世界はSplatoon(スプラトゥーン)の世界だった…



今のところ二日連続でも、おかしいことではない
多くて四連続はある



穏やかな縁側、庭にはまだ、青々としたトマトが植えてある
厩舎には馬がいるのだろうか
馬の声が聞こえるがほかにも声はあちこちから聞こえる
男の子の声、少し甲高い声に
声が低い声も…
聞こえてくるのは男声ばかり
しかし、その中には女の声がする
命令してるような口調
リーダー的な人なのだろうか？
敵…検非違使…戦場…
聞こえるのはそんなこと…


この世界はきっと刀剣乱舞(PCゲーム)の世界だ
縁側に検非違使と聞こえるとなんとなくわわかる




またトリップ
しかし、その世界の人達とは会えない
周りを見てわかるしかない
声はするものの、その声の元に
たどり着くことはできない
私がトリップすればこれは
確定したことである


会いたいと思っても会えないのが悔しい
今はもう、こんなトリップなんか
起きなければいいなんて思い始めてる
こう思った日はトリップが起きることはない



しかし、今日は違ったんだ
トリップが起きた
しかし、今までとは違った感じがした
目の前に見える景色は様々な世界を
混ぜ合わせたようなもの



ドクロに、縁側、干支達に…
青い空に向かって泣き崩れる人
宝玉を探し回る旅人
人一人に物語がある世界
世界を上から見る守護者たち
未来と過去を行き来する少女


と、これを見たあとに目が覚めた
今までの集大成…？
詰め合わせを見た気がする


その日以来、トリップを起こすことはなくなった
あるひと時の夏休みの出来事だった

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