【オリジナル】私はあなた…彼女の警告 ページ42
「…！？」
目の前に見える自分の姿
鏡に映ってるようだが
鏡の自分は足を指さす
「どういうこと…？
夢…だよね…？」
「夢じゃないよ」
鏡の中の自分は言葉を発する
動揺して心が乱れる
息を呑んで立ち止まる
それは無理もないことだ
鏡の自分は自分が動かないと動くはずないのだ
しかしどうだろう
目の前に映る鏡の自分はまるで魂を持ったかのように
今の自分の動きをしたりしない
「これは警告
あなたがこれから出会う者
もしくは出会っている身近な人
誰かが足に大けがをする」
鏡の自分は冷静に話をする
「なぜ、あなたは私の姿をしてるの…？
どうして教えてくれるの？」
「私の気まぐれで教えてるの
私はあなたであり、あなたは私である
あなたの中に私がいる…
私はもう一人のあなた
わかったでしょ？」
彼女はそう言うが
自分は納得なんてしてない
そんなこと、こんなこと
あるはずがないのだから
きっと夢に違いがない
「夢だと思うでしょ？
まぁいいわ じゃ警告はしたからね
それじゃ…
また会うときまで…」
意識がはっきりした途端
見えるのは天井
やはり夢じゃないか…
その時は夢だと信じ、言われた警告なんて
頭に残ってなんていなかった
３日後、駅のホームで中学の時、一緒だった子と会った
駅のホームで話して待ってるとその子は足を滑らせ
線路に落ちた
途端に電車が通り過ぎる
私は何が起きたのかわからなくて腰を抜かして座り込んだ
その子は足を負傷し、切断することになった
私は思い出した
あの夢の警告を…
あんだけ言われたのに止めることができなかった
足を切断することになった子に
ただ私は「助けられなくてごめんね」と言い続けた
その日からの奇妙な夢と警告の数々
友人たちからの手助け
鏡の私はいったい何者なのか
謎はゆっくりとわかっていくのだろうか…？
【オリジナル？】様々な世界を旅した先に…→←【東方project】思い出と願いを操れる程度の能力
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
