【Deemo】ここの場所と彼の名 ページ38
※これは私の予想であり、本当のことではありません
Deemoはスマホゲームです 音ゲーです
私は深い深い木の根元にあった穴に落ちてしまった
興味がわいて覗いてしまった
落ちてゆく私の体
すこし下の方が明るくなってきた
窓枠が見えると誰かに受け止められた
周りを見ると黒い人のようなものが私を受け止めてくれた
何も言わずに台に乗せてくれた
この台はピアノのようだ
彼は何も発することはなかった
彼は私を見るとすこし不思議な顔をした
「……あなたは…誰？ ここはどこなの？」
彼は天井にある窓枠を見た後
ピアノを弾き始めた
彼はどうやらピアノがうまいようで
それはとてもきれいな音だった
何の曲なのかは私にはわからなかったが
彼にとってピアノは大事なものなのかもしれない
「……しゃべれないのかな…？」
発することがない彼はきっとしゃべれないのだろうか？
私は彼の後ろにある扉を見つけた
奥には何があるのだろうか
そして、この部屋はなぜ明るいのだろうか
明かりになるようなものは見当たらないのである
「あの奥の扉、あけてもいい…？」
何も変化はない
だが、特に止めることもしないので
開けてもいいということなのだろう…
奥には本が天井まである部屋
図書室とでもいうのだろうか
部屋の中央には仮面をかぶった女の人が座っている
ピクリとも動かないのでこの人は寝てるのだろうか
目についた本を手に取り、パラパラとめくるが
そこにのってるのは私が読める字ではなかった
記号のような暗号のようなものが書かれており
何のことなのかさっぱりだったが
妙にほかの本を取ってみてみたくなった
本を持つと何となく不思議と落ちつく
読めはしないが…
この本は楽譜だろうか…？
まだ真新しい本のようだ
新しく買ったものかな
それにしても、この図書室は本が山積みだ
重なっておいてある本のタワーがあちらこちらにある
彼は掃除嫌いなのだろうか
仮面の人が眠っている机の上に名前が書いてある
「Deemo」と書かれているが
彼の名前なのだろうか
本の中に書かれていた文字と似ているが
その名前の上には「名前」と書かれている
そう思ったのだ
「ねぇ…Deemo…っていうの？」
自分が落ちてきた部屋へと戻り
黒い彼に聞く
引いていたピアノはいつの間にか弾き終えたようで
彼は頷いた
「じゃあ…よろしくね Deemo」
私は帰れるかわからない
けど、少しの間、彼といたかった。
【オリジナル】そして、結論に至る→←【東方project】ブラックホールを操るワルキューレ ２
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
