22.ポエム（笑）said及川 ページ22
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好きに、なった…子。
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いるじゃないか。目の前に。
好きで好きでたまらなかった子が。
付き合ってはいないけど。
心の底から欲しいと願った子が、目の前に。
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それが分かった瞬間、俺の口は勝手に動き出した。
「…好きってね」
ゆっくり、ゆっくりと記憶を遡って、大切な想いに当てはまる言葉を探す。
「その人を見ると春みたいに心が暖かくなって、穏やかになって。この人と一緒に居るとただの呼吸さえも愛おしくって」
静かに言葉を紡ぐと、俺の腹のどことも言えぬ場所が暖かくなった。
そして、手の甲でAちゃんの頬をさする。
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「けど、その人が他の男に取られそうになると、心臓が握り潰されるかのように痛くなって、よゆーが無くなること」
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俺が言葉を紡ぎ終わると、Aちゃんは目を見開いたまま固まっていた。
それから数秒の沈黙が訪れる。
…
…
……っ！？
俺、今滅茶苦茶恥ずかしいこと言わなかった！？！？！？！？
一気に頬に熱が上がるのが自分でも分かった。
Aちゃんが無反応なのもとてつもなく恥ずかしい。
何今の！？どこのポエムだよ！？俺のだよ！！
まぁ、こんなこと言っておきながら、今俺がAちゃんのことを恋愛感情として好きか。と言われたら、Ｎoと答えられる。
薄情だ、と言われてしまったらそれまでだが、約５年の月日は、青春時代を一緒に過ごさなかった事は、多感な若い俺には十分すぎるほど興味を薄れさせる理由だ。
てか、お願いAちゃん。何でもいいから反応して…っ！
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結城(プロフ) - 甘露寺さん» 甘露寺様：初めまして！ここまで読んで下さってありがとうございました。またこんな古い夢小説を見つけてくれてありがとうございました。また少しずつですが再開し始めましたので、お付き合い頂けたら幸いです(*^▽^*) (2020年5月23日 0時) (
レス) id: ef38ccb588 (このIDを非表示/違反報告)
甘露寺 - 気になるところで止まっておるー更新して下さーい(土下座) (2020年5月5日 2時) (レス) id: 952a700b40 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 美月さん» 美月様:初めまして！お気に入り登録ありがとうございます。面白いと言っていただけて本当に嬉しいです(*´▽｀*)更新がのろまですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いいたします<m(__)m> (2018年8月22日 0時) (レス) id: 9a4bc7de57 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - とても面白かったです!! お気に入りさせて頂きました！応援してます！ (2018年8月20日 23時) (レス) id: 0d411ab85a (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 明佳さん» 初めまして。この度はご指摘ありがとうございました。設定頁更新しましたので確認をお願い致します。 (2018年6月14日 18時) (レス) id: 9a4bc7de57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2018年3月27日 22時
