59.楽しい〜岩泉side〜 ページ12
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「おひさー岩泉。どしたの」
「いや、Aにプリント」
片手の物をひらひらさせると、橋本はニヤニヤしながら返事をしてきた。
「あぁ〜"A"ね」
面白がってやがると内心舌打ちをするが、騒げば騒ぐほど面倒なのは百も承知なので、今は右から左に流す。
「あ!そうだ!…A〜!」
何か意地になって叫んでいたのか、橋本の声でやっとこちらに視線が向く。
当然俺も視界に入るわけで。
「なに―――っ!?!?」
俺を見た瞬間、固まった。
そして慌てて席にお行儀よく座る。
「え!?あ!一君!?なんで!?え!ちょっと言ってよ香奈!!!!」
「今来たんだっつーの」
胸倉掴まれて揺すられてる橋本が面倒くさそうに答える。
「よぉ。わりぃな、昼休みに」
「全然!どうしたの?」
「委員会のスケジュール。なんか森に押し付けられた」
Aの隣の机に浅く腰を掛けて、目当てのプリントを渡す。
満面の笑顔で受け取りながら、中身をその場で確認していた。
「相変わらず盛り上がってんな。何の話ししてたんだ」
席を立ちあがってまで反論?していた彼女。
周りも笑いであふれてるし、今もゲラゲラ笑う声があちこちで聞こえる。
そんなに何が楽しかったのだろうと思い聞いてみると、Aは都合が悪そうに目を泳がせた。
女子の会話だったかと思ったが、さっきまで男子と掛け合っていたし、橋本がフォローしない事から見てもその線では無さそうだ。
むしろ都合が悪そうなのはAだけで、なんなら橋本はさっきよりもずっとニヤニヤしている。
「あ!そうだ!岩泉に頼めばいいじゃん!!!」
「はぁ!?」
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白米 - 夢主ちゃんの初々しさが可愛すぎて、岩泉くんがイケメンすぎて、キュンキュンが止まらないです! 言葉選びもとっても素敵で好きが溢れ出します! (2023年1月28日 13時) (レス) @page21 id: c47ed55b6d (このIDを非表示/違反報告)
あおい亜緒(プロフ) - 素敵すぎます、更新待ってます^^ (2021年11月29日 7時) (レス) @page5 id: 4763f9e9c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結城 | 作成日時:2021年10月3日 23時