北米神話大戦 進撃開始 ページ10
「途中、李 書文って言うサーヴァントと対戦して、一応勝った。まぁ、協力は得られなかったけどスカサハさんが満足そうだった。以上、ここに来るまでの報告」
と、立香先輩が締め括る。現在、ご飯を食べつつ情報を共有している。
「アルジュナが召喚されているのか」
と、アルジュナに食らいついたカルナさん。
「そう言えば、宿敵でしたっけ?」
「あぁ。成程な、戦うのは逃れられない宿命と言うべきなのだろう」
と、淡々と言う。何処と無く、無表情な顔に嬉しさとやる気が滲み出るのを感じる。
「とりあえず、腹拵えの後出発だ。しっかり、準備して置く事だ」
と、スカサハさん。
ホントに、ケルトなのか疑う。気品が滲み出てるよ。流石、女王様だ。
と、立香先輩に言ったところ、
「幻想だから。それ。うん。スカサハさんはケルトです」
と、少し目が死んでいた。
と、いうやり取りが20分前である。
まさに、過去の幻想を抱いた自分を、
「バカ者!」
と、殴りたい。
ガチめの戦闘狂じゃないですかヤダー!
どうやったら、そんなにゲイ・ボルグ出せるのさ!
ゲイ・ボルグって、複製出来んの!?
「どうした?もう終わりか?」
と、息一つ切らさず言う。
ジーク以外無理です。マスターと、頭を横に振っている。
「す、済まない…俺が残ってしまってすまない…」
「いや、マスターびっくり。君、すんごいタフだね…」
「タフな所しか、取り柄が無くてすまない…」
あ、卑屈モード…。これ以上、魔力を消費しては元も子もないので、降参のポーズをしながら言う。
「す、スカサハさーん…その、開幕戦にしてはやり過ぎかな…と…」
「む…。すまぬ、確かにやり過ぎたな」
と、済まなそうに目を伏せる。
デンバーを出発してから、デミング、ラボックにいたケルト兵を蹴散らし、ダラスを駆け抜ける。
「あぁ!もう!ケルト兵ウザ過ぎ!」
「しょうがないだろ、敵の本拠地に突っ込んで行ってるんだ。敵が多くて当たり前だろ」
と、エリザベートと緑茶さん。あれから、エリザベートは何処か吹っ切れた感じがした。
ネロの事で落ち込んでると聞いていたが、大丈夫そうだ。
「もうすぐ、アレクサンドリアだ!」
と、偵察隊と共に戻ってきたロビンが言う。
「もう一つ、報告です。ラーマ指揮官。褐色の弓使いの男が現れました」
「そうか。カルナには?」
「伝達済みです」
「良し。他の隊にも伝えろ、褐色の男には手を出すなと」
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星空部長(プロフ) - ナカユ@キーリアさん» ありがとうございます!楽しみにしてます♪ (2018年5月13日 22時) (レス) id: 78599fa8a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナカユ@キーリア(プロフ) - 星空部長さん» コメントありがとうございます!オルタニキの所で殲滅ルートは考えていませんでしたwもしかしたら、解説コーナーでも作って大体こんな感じということを開設したいと思っていますので、その時にお答えします (2018年5月13日 22時) (レス) id: bce607513b (このIDを非表示/違反報告)
星空部長(プロフ) - オルタニキの所で夢主以外殲滅されたらどうなってたのでしょうね…更新ファイトです! (2018年4月15日 20時) (レス) id: 78599fa8a8 (このIDを非表示/違反報告)
ロール(プロフ) - ナカユ@キーリアさん» ありがとうございます!申し込みしました!承認お願いします (2018年1月26日 23時) (レス) id: ee26429b75 (このIDを非表示/違反報告)
ナカユ@キーリア(プロフ) - ロールさん» お待たせしました!フレンド枠が空いたので、フレンドになりましょう!よろしくお願いします!m(_ _)m (2018年1月26日 19時) (レス) id: d675145964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キーリア | 作成日時:2017年7月29日 15時