Unsung Hero Part3

神聖円卓領域 荒野でドライブ ページ35

｢ほーら、がんばれがんばれ♡｣

｢鬼ー！！！｣

現在、何だかよく分からない集団に追っかけられてます。
途中、旅の人から聖都の方向を教えてもらい荒野をバステトニャンで駆け抜けている途中の出来事です。
カルデアとようやく連絡が取れたので、サーヴァントを召喚出来ましたがこの有様です。

｢なーんで、7騎だけかなぁ！！？？｣

｢マスター、ほら団体様追加来たぞ｣

｢エミヤ迎撃！！｣

｢任せろ｣

どうにも、大気中の魔力が多すぎて一度に送れるサーヴァントが7騎まで。
それ以上は、私の魔力で補うためボロっカスな私の魔力では1日、サーヴァントを維持できるのは怪しい。
と、いうわけで効率と私の体調を考慮しての7騎である。

｢まぁ、入れ替えが効くとはいえいつもの大所帯の方が楽ではあるな｣

｢今回はそうそう、大きく動けないからねぇ｣

と、エミヤとダ·ヴィンチちゃん。
呑気に談笑している。

｢いや、こっち手伝ってよ！！｣

と、よじ登ってきた仮面付けたマント男を蹴り落とす。

｢済まないマスター。前からも来てるんだ。これで頑張ってくれ｣

と、渡されたのはバールのようなもの。
えーい、ままよ！

｢え、エクスカリバール！！｣

｢マスター！それ私のパクリですよね！？｣

｢渡したエミヤが悪いって、何笑ってんの！？エミヤ！！？？｣

何とか、変な集団を撒き聖都まで後少しという所まで来た。

｢とりあえず、霊体化出来る人はする。マシュはフード付きのこのコートね。ダ·ヴィンチちゃんはバステトニャンを何かあった時にすぐに起動できるように｣

｢りょーかい｣

｢分かりました｣

今回の7騎は、エミヤ、アルトリア、モーさん、ランスロ、クー、式さん、ロビン。
エミヤとロビンで遠くを偵察、式さんとクーで自分達の周りを偵察してもらう。

｢で、俺らは真正面から来た敵を斬ればいいんだな？｣

｢さっきみたいになったらそれこそ、時間かかるからね｣

｢それじゃ、皆準備はいいかな？じゃ、聖都の門まであと2kmだ。半径500m範囲からそれぞれ行動開始だ｣

そう言いながら、ダ·ヴィンチちゃんはバステトニャンの速度を上げた。

何だか嫌な予感がする。
不安を悟られないように空を見上げた。

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