新たな出会い ページ28
｢まぁ、戦力強化って、大切だよね。クー｣
｢まぁな｣
｢じゃあ、コレについては何と説明を？｣
｢……ノーコメントで｣
初めての聖杯探索を終え、次の狂気渦巻く帝国の特異点も色々あったが何とか乗り越え、その次の逆巻く海の特異点も乗り越え、英霊も増えて来たが流石に現状では切り札が無い…つまり最強の1手が欠けているというわけだ。
じゃあ、呼び出そうぜ！
よし、行こうやマスター！
の、ノリで召喚室で向かい英霊を呼び出した。
ちなみに、何でクーかと言うと暇そうにしていたからだ。
そしたら、出るわ出るわ。
｢クラス、セイバー。アルトリア·ペンドラゴン。問おう。貴女が私のマスターか？｣
｢お、やったな嬢ちゃん！｣
まさかの騎士王だ！と、喜んだのもつかの間、
｢サーヴァント、アーチャー。召喚に応じって…君達…何故此処に…？｣
｢物好きな……見知った顔が揃っていますね…まぁ宜しくお願いします｣
｢あら？随分と…って何でいるの！？｣
｢アサシンのサーヴァント……げっ！｣
｢げって何よ！げって！｣
｢▂▅▇█▇▅▂！！…！？｣
何だコレ。と、横を見るとクーが物凄い顔をしていた。
｢この流れは…ヤバイ…ヤバイ…！｣
｢…？クー？何がヤバイんだ…？｣
｢マスター！悪い事は言わねぇ！今すぐその召喚のサークル止めろ！！｣
｢止め方知らないよ！！｣
と、青い光が一瞬金色に光る。
あぁ…！と悲痛な叫びが聞こえると同時に高笑いが聞こえる。
｢フハハハハ！我を喚ぶとはな！運を使い果たしたな！雑種！！！｣
そして、冒頭に戻る。
｢えー…で、つまりこの前の聖杯戦争で争いあった仲だと｣
｢まぁ、そんな所です｣
数人、怖い。
こんなことなら、マシュと行けば良かった…！
｢えっと、状況については理解は…｣
｢あぁ。勿論だ。君がマスターだという事も理解している。だが…｣
｢そこの、坊やの言う通りよ。マスターと、認めるには些か、魔力も足りない貴女を認めるわけにはいかないわ｣
で、ですよねー！
ヘラクレスは、ついこの間の事を覚えてるらしく認めてくれた様だが、他7名は認めてないらしい。(若干何名か顔を顰めている)
特に、王様は。
後ろから、ザックリいかれないか心配である。
その後、ドクターに第4特異点の解析が済んだというので急いで管制室に向かった。
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作者名：キーリア | 作成日時：2016年10月2日 21時
