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無力 ページ34

「イタイイタイ!!!助けてッ!!!誰かぁ!!!イナバ様ぁ!!!」




そこには呪霊に食われている子供がいた




「凛花!あそこに呪霊が!!!、、、、凛花、、?」




後ろには凛花がいなく、怯えた表情の子供達がいた




「怖いよぉ!イナバ様!!」



「うぇーーん!」




「っ、、皆早く逃げて!!!」




コアは何も出来ないが最前線に立つ
そして気づいてしまった、こいつ、、三級の呪霊じゃない、、、、、、特級だ、、、、




コアは震える足を無理矢理たたせる
それを見ていた勇敢な子供が前に出る




「あっちにいけ!化物!ここはイナバ様の場所だよ!!!」




「そうだそうだ!!」




一人の子供が石を投げつけた
それは呪霊に当たったが、呪霊は傷も付かない
すると呪霊の気にさわったのか、刺のようなものを、石を投げつけた子供に飛ばした




「危ないッ!!!」




コアはその子を庇い、貫かれた




「お姉さん!!」




「アガッ,,,がフッ、、、」




ボタボタっと血が流れる
コアは痛さに悶え苦しむ




すると呪霊は触手をだして次々と子供達を自分の口に入れていった
まるでコアに無力さを見せつけるように




「ふざ、、、けんなっ、、、やめろっ、、、」




「お姉さん!!お願いッ!!!イナバ様をっ!!イナバ様を助けて!!!」




最後の子供が引きずられながらそう訴える




「イナバ様が何とかしてくれるから!!!私達はっイナバ様を信じてっ」




言い終わる前にその子は呪霊の口のなかに入れられて、、食べられた
バキバキっと惨い音が聞こえる




コアは最後の力を振り絞って神社の本堂に入っていった




「イナバ、、さん!!出てきてください!!早く逃げて!!!」





本堂の奥の扉に手をかけ開ける、そこには、、、









ニッコリと微笑んでいるウサギの銅像が置かれているだけだった





「、、、、は、、、?」




シンっと静まり返っている部屋にその言葉だけが響く
コアは唖然とする
子供達が、、あの子が最後に守りたかったのは、、これ?




このウサギの笑みが、コアにとっては、とても嘲笑うかのように見えた
コアは銅像を手に取る





「嘘だ、、嘘だ嘘だ、絶対に嘘だっ!!!!」





コアが銅像を地面に叩きつけると粉々に割れた

神様なんて→←存在しないはずなのに



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モカ - すみません、個人的にあんまり!使わない方がいいと思います...。ちょっとていうか、主人公さんも痛く見えますよ。 (2022年5月8日 0時) (レス) @page16 id: 79da5c64d7 (このIDを非表示/違反報告)
綾芽(プロフ) - すみません、個人的な意見なんですけど、「、、、」とかだと読みにくいので「…」の方がいいと思います。スマホならてんてんてんって打つかボードを数字にして0を上にフリックすればできると思いますよ。 (2021年5月23日 9時) (レス) id: 70431e7ad6 (このIDを非表示/違反報告)
誕生日を当てる程度の能力 - 夢小説だからどんなに可笑しくても良いと思いますけどねー。 ツッコミたくなりますけど笑 (2021年1月25日 2時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
カカポェ... - 話が新鮮で面白いです!今までにない感じがしました(?) (2021年1月20日 20時) (レス) id: a7b639c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
ニノ崎(プロフ) - あ,なんか2回連続でコメントしてたっぽいです^^;すみません、、、! (2021年1月13日 21時) (レス) id: 2ecd108021 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狐 | 作成日時:2021年1月9日 0時

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