友達の夢小説が突っ込みどころ満載だった、、

存在しないはずなのに ページ33

伊地知に待っててと言われてもう三十分経った
さすがのコアも伊地知が心配になってきた




どうしようかと迷っていると突然、凛花が大急ぎで帰ってきた





「コアッ！どうしようっ！！！伊地知さんがっ！！！お願いッ助けてッ！！」





「何！？伊地知さんがどうしたの！？」




山の中から走ってきた凛花は、息を切らしながらも説明した





「なんでか知らないけどッ、、呪霊のいる場所に伊地知さんがいてっ、、、私も分からないのっ、、」





「そんなっ、、私行く！！」





コアは全力疾走で山を駆け上がっていった
それが凛花の罠とも知らずに





「あれ、、、Aさん、？」





戻ってきた伊地知は居ないコアに不安が煽る
伊地知にとっては数秒しか話していない
話すどころか、その電話は無言電話だった




そこには時間軸のズレが生じていた、、、


ーーー




コアは山のなかを駆け上がる
無事でいてくれ、そう願いながら階段を登っていくと、そこには立派な神社があった




「あれ、、参拝者様ですか？」




そこには子供が巫女服を着て、箒で枯れ葉を掃いていた




「ち、違います、ここに男の人が来ませんでしたか！？」




「男の人ですか？来てませんよ？おーい！みんな〜！男の人みた？」




すると、わらわらと子供達が出てくる
みんなは口々に見ていないと告げる




「そ、そんな、」




不安な顔をしているコアに一人の子供が笑顔で告げる




「大丈夫！神様にお祈りすれば、きっといつか出会えるよ！ほら！お祈りしようよ！」




子供に引っ張られ神社の奥へと連れていかれる





「ここにはね！イナバ様がいるんだよ！」





「イナバ様はね！優しいの！僕たちみたいなね、一人ぼっちの子供を引き取ってくれたんだ！」




「悪いことをしたら悪いことが帰ってくる、逆にね、良い子とすれば良いことが帰ってくるんだって！だからね！私達は、神社を綺麗に掃除したりしてるんだ！」





「きれいなお花もお供えしてるの！」





可笑しい、ここは呪霊がいるはずなのに、、どういう事だ、、？
一人困惑していると、遠くから子供の泣き叫ず声が聞こえてきた

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