○ ページ31
○ Your side
その後の宿舎では普段通りの俺だった
ヒョンたちの柔らかい笑顔を見たりジニヒョンの美味しい朝ごはんを口にすると
心の傷を埋めるように温もりが戻ってくる
それでもなせが、
横に座るジョングガの方は見れなかった
そのまま練習室に行く準備をする
そこで気づいた、今日もダンス練習だということは
ダンストレーナーの先生にまた、会うということ…？
埋めた温もりが拭われるように、ヒュッと心が冷める
きっと昨日、あんなことがあった練習室でも
ヒョンたちは何も考えずに踊り始める
そしてデビュー前の詰め込み
当たり前のように先生は来るだろう
振りだってまだ終わってないしね
それでもカバンに荷物を入れる手は止まらない
デビューを諦められない自分がいた
メンバーがいる前で何か危害を及ぼしてくるとは思えないし
もしかしたら昨日だけの話だったのかも知れないし
もし何かされたとしても…
俺が耐えればいいだけの話だし…
昨日から多少経った時間とヒョンたちの温もりによって
俺の思考は少しだけ楽観的になるようだった
案の定、練習が始まると先生が練習室に入ってきた
いつも通り厳しい指導
ハイスピードで的確に振りを教える姿は
今まで見てきた先生と何ら変わりはなかった
なんだ、やっぱり昨日だけだったんだ
もう何ともないんだ、大丈夫だ
レッスンが進むたびに安心感が増す
緊張感がだんだんとほぐれ先生よりダンスで頭が支配される
すっかりダンスに夢中になったとき
バチっと先生と目が合う
その時に直感で感じた違和感は、正しかったようだった
TR「A、そこの振りがちょっと違うな」
『え、そうですか…？
先生のと同じようにしていたんですけど』
もう一度その振りを踊ってみる
何が違うのかよくわからないんだけど…
TR「あーやっぱり微妙に違うな、ちょっと待ってろ」
そういうと先生は近づいてきて、俺の体の向きを正そうと手を伸ばした
俺はというと、警戒するのを忘れて
ダンスの何が違うのかに頭がいっぱいだった
だから、その時なにをされたか一瞬理解できなかった
『…んぅ、あ…！？』
太ももを伝う指、登ってくると俺の腰にたどり着いて
そのままゆっっくりと、尻の辺りを揉み始めた
頭が真っ白になる
油断していた自分は本当にバカだった
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まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね！ (2023年1月29日 21時) (
レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています！カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします！ (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん | 作成日時：2023年1月28日 0時
