○ ページ26
○Your side
気がつけば、練習室に1人だった
先生を含む3人はもうそこにはいなくて
電気も消されていて
暗闇で俺はひとり、服もはだけっぱなしだった
力が入らなくて震える手でなんとか身を起こし
鏡の中の醜い俺と目があう
さっきまで現実として起きていた出来事を
信じ込ませるように、体がまだ暑くて腰が震える
これからどうすればいいか、未来が暗く遠くなる
今という時間に取り残された気がして
自然と涙が出た
こんな俺をみんなが見たらどうなるんだろう
デビューなんて、出来るわけないよな
だっていつかバレたら
チームの名前を汚してしまう
みんなの努力を踏みにじるようなことをした俺と
一緒に活動したいなんて、思わないよな
ジョングガは知らないで欲しいな
俺をこんなやつなんて、事実だけど思わないで欲しい
2人一緒のマンネなんて、もうそんな立場じゃないけど
俺のことずっと勘違いしてて欲しい
ダンスが上手い、ちょっと自分より背が低くて
口数が少ないけどたまに笑う友達って
最初言ってくれていたようにそのまま、勘違いしてて
先生と体の関係を持ってしまった
逃げれたのに拒めたのに、必死にならなかった
怠惰で汚れた俺を知らないで欲しいな
まあ、一緒に活動できなくなったら
どう思われても仕方がないけどね
寒くなってきて、脱げた服を着直す
疲労困ぱいの体をゆっくり持ち上げて
さっきは掴めなかったドアノブに手を掛け
逃げるように練習室を去った
宿舎に着いたのは、深夜の3時くらいだった
誰も起きていないことを願いながら、玄関を開ける
今、合わせる顔がない
『…良かった…』
宿舎内は当たり前のようにしずかで
リビングの電気もきちんと消えていた
みんなが起きないように、足音を顰めて廊下を歩く
俺とジョングクの部屋は廊下を歩いて3番目のドア
ジョングクも寝てるだろうから、音を立てないように
ゆっくりドアノブをひねる
JK「A！！！」
開けると同時に抱きつかれた
なんで、寝てなかったのか
もしかして俺のことずっと待ってた？
JK「こんな時間までやっていたの？
流石に遅すぎない？ダンスの修正だけだよね？」
俺の腕を優しく掴んで
覗き込むように見つめてくるジョングガ
当たり前だよな、修正なんて嘘だって分かる
『あー、結構俺が新しくアイディア出しちゃって
修正が長引いたんだよ』
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まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね！ (2023年1月29日 21時) (
レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています！カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします！ (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん | 作成日時：2023年1月28日 0時
