検索窓
今日:23 hit、昨日:22 hit、合計:98,415 hit

ページ18

○ JK side





Aと俺の間に沈黙が続く

Aは口を開けて、少し驚いているようだった





と思っていたら、肩を落として大きなため息を吐いた



JK「ちょっと、A?大丈夫?」


『よ、かったぁ……!

俺のこと、嫌いじゃなくて興味ないんじゃなくて

好きでいてくれてる、んだよね?』



JK「……もう、何回も聞かないでよ」



必死すぎて笑いながら俺の手を握って振るAが

耳のついたうさぎにしか見えなくて

思わず普通に笑ってしまった






俺普通に、Aと喋れてるわやっぱり

てか、そんな喋れるんだ

あとそんな笑ってくれるんだね






JK「…不安だった。

一緒にデビューしたいって俺だけが思ってるかもって」



『そんなの、こっちのセリフなんだけど』





今までの穴を埋めるように



言葉が進む、会話が繋がる





JK「俺はAのダンス、よく見てるんだよね」


『うん気づいてたよ、俺もジョングガを見てたからね』


JK「嘘だよ、俺のこと見てなかったって」



『嘘じゃないよ

目が合うのが恥ずかしくて横目で見てたの


だからジョングガがどれだけ上手いのか、努力しているのか

勝手にわかってるつもり。


いつもジョングガのステップも表情も腰の動きも

パクるようにじっと見て吸収しているの』






『だから自信持ってね


俺がいるから、大丈夫


って言って救われてくれると嬉しいな』





俺がいるから




急に優しいその言葉がじんわり胸に沁みてあったかい

それがなんとなくくすぐったくて違う話題に振る



JK「…Aってさ、

なんでアイドル目指すようになったの?」


『えー…恥ずかしい

ジョングガから言って』


JK「……俺は


G-DRAGON先輩に憧れて、まずアイドルになりたくなって


でもそのあとオーディションで普通に落ちたの



夢終わったなーって思ったんだけど今の事務所とかから声かけてもらって

諦められなくて、今頑張ってる」



『えーなんか、やっぱり真面目だね

てか落ちても声かかるのやっぱり才能じゃん』



JK「才能なんかじゃないよ

だって俺、ダンスに感情がないからって

Aがくる直前までアメリカで一カ月ダンスやらされた」



『…じゃあ、才能は失礼だね


努力の証だね』




Aはいつのまにか俺の横たわるベッド側にきて

腰をかけている



未だに手は握られていて

体温が伝わったくる



JK「ほら言った


で、Aは?」

○→←○



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
787人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね! (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます! (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています!カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします! (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まなさん | 作成日時:2023年1月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。