○ ページ17
○ JK side
なんとなく、
Aは謝罪より感謝を好む気がして
ごめんじゃない、ありがとうを言いたくなった
『ううん、俺同じ部屋なのに
朝からジョングガ体調悪いの気づいていたのに
早く声かけなかったから俺の方が申し訳ないよ。
今体調、戻ってきたみたいで安心した』
ふんわり笑うA
もう一度力を込めてくれる手
胸がギュッとなる
あ、俺にもそうやって笑ってくれるんだ
俺の手をにぎって、存在をわかってくれているんだ
『……俺、ずっとジョングガに避けられてると思って
ジョングガは俺に頼らないんだなって
どこかで決めつけていたの
でも、マンネ1人で全てに耐えるなんて無理な話だよね
2人いるのに』
JK「ま、まって？
俺に避けられてると思ってたの？」
『え？
うん、だってジョングガ全然近付いてこないし
俺が話しても楽しくなさそうだし
ヒョンたちと喋るのが好きそうだったし』
JK「違う、そんなんじゃないよ
Aが嫌いで避けてたなんて、違うから
A、ヒョンたちに比べれば口数少ないから
俺に自分から話しかけることなかったし
たまにAと喋ると急に緊張しちゃって
言葉を言うのに必死で表情固まっちゃうし
ヒョンたちにどうしたらAと仲良くなれるか
何回聞いたからわかんないよ」
言い終わってはっとした
なんか俺、なんで泣いてるの
目の前の視界が滲んで、涙を耐えようとしても
目の際にどんどん溜まっていって
溢れて頬に一粒ずつ流れていった
目の前のAは俺の涙に目を見開き
そっと目に溜まった雫を拭ってくれた
『……俺、まだなんにもジョングガのこと
ちゃんと知らなかった
というか、知ろうとしてなかったよね
そんなに俺のこと、意識してくれていたの？
というか、俺のこと好きでいてくれたの？』
ふっと、軽く笑うA
もしかしたらその笑顔は俺だけのものなんじゃないかって
もっと胸がきつく心地よく締まる
こんな感情が揺れ動くくらいに
Aの存在が自分の中で大きかったのか
JK「俺ずっと、意識していたはずなのに
俺もAに歩み寄らなかったというか
でも、本当に
嫌いじゃなくて
ちゃんと
ちゃんと好きだから」
涙がまた、頬を伝った
最後の一滴だった
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まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね！ (2023年1月29日 21時) (
レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています！カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします！ (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん | 作成日時：2023年1月28日 0時
