○ ページ16
○ JK side
急に開いた視界、真っ白な天井が広がる
…あれ、俺何してたんだっけ
まって、やばい俺練習していたのに！
行かなきゃ！
飛び跳ねて体をすぐにでも起こそうとする
それなのに力を入れたくても
体を支えている手は震えていた
というか、
俺の手に何かが乗ってきて力を込めるのに躊躇した
JK「………え？A…？」
俺の手は、
Aの骨張っていてなめらかな手に握られていた
肝心の本人はというと、
俺のベッドの脇に椅子を持ってきて座って
規則正しく寝息をたてていた
…そうだ、さっき練習室からでたときに
Aの言葉に安心して、泣いちゃって、それで
張っていた力が全て肩から降りて、寝ちゃったんだ
だってAの言ってくれたことは
全て俺が言って欲しかったことの核心をついていて
こんなに今まで話しかけてくれたことなかったのに
急に泣いちゃうくらい優しくて
そして気づいた
俺今全然体も熱くないし気持ち悪くない
頭に手をやると、冷たいシートがおでこに貼られていて
ベッドの脇には飲みかけのペットボトルがあった
もしかして、Aがこれやってくれた…？
もう一度、Aの顔を覗く
若干汗をかいているA
口を少し開けて寝ていて、
頬に、流れた涙のあとがあった
俺の自分勝手に付き合ってくれて
看病もしてくれて
俺のために、泣いてくれたのかな？
俺が普段あんなに冷たくしていたから
ちょっとは突き放していいはずなのに
こんなに俺を安心させてくれて
辛い気持ちを退かしてくれて
手を握ってくれるの？
俺も、本当は
Aが頼ってくれるような関係になりたいし
Aと自然な会話ができるようになりたい
Aの存在をもっと近くに感じたくて
Aがヒョンたちにしているように俺にも、
目を見て笑ってほしい
JK「……A、A？」
『……ん、んん……あ、え？
ジョングガ……って、もう大丈夫なの？」
目を擦ってまだうとうとしているA
片手はまだ、俺の手を握っている
JK「うん、辛くない。すごく楽になったよ。
A、色々迷惑かけてごめん
…じゃなくて、助けてくれて
ありがとう」
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まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね！ (2023年1月29日 21時) (
レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています！カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします！ (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん | 作成日時：2023年1月28日 0時
