○ ページ14
○JK side
気づかれたかと思って、一瞬肩が揺れる
JK「…そんなじゃないから。
ただちょっとバランス崩れただけ」
顔もあげるのにも力が入らず、
思わずAを見る目線が睨むくらいにキツくなる
そんなのしたいわけじゃないのに
Aに気づかれたくない。
体調悪くて練習まともにできないなんて、
どう思われるんだろう
ただでさえ俺、Aより劣っているとこが多いのに
高い体温がバレないように
俺を支えているAの手を乱暴に振り解いて一歩進む
でも体は言うことを聞かなくて
今度は前に倒れそうになった
なのに、今度は体全体を優しく包み込まれた
『…ほらね、
体めちゃくちゃ熱いし絶対熱あるよこれ
嘘つかないで、ちゃんと言って？』
耳元をくすぐる少し低い声
背中にふんわりと触れている大きめな手
甘くて柔らかくて落ち着く匂い
そして、俺が傷つかないように選んでくれている言葉に
思わず耐えていた涙が頬を伝った
JK「……どうしよう、思うように動けない
みんなに迷惑かけちゃう、みんなより遅れちゃう
頑張りたいのに、なんで…っ、なんでぇ…！」
『…ちょっとだけ、このまま待っていて』
○ Your side
ジョングガの体調が悪いのは朝から気づいていた
明らかに顔色悪いしあんまり食べないし
でも無理してまで練習しようとしていて
止めようか迷っていたけど、俺に止める権利ないしなって
一回見逃すことにした
でも目の前のジョングガは、
案の定倒れそうになって俺に体重を預けている
背中に回した手から伝わる体温はありえないほど熱い
泣きそうになっているのを見ると俺を頼ってほしくて
吐き出された本音からは
ジョングクの真面目さと優しさが伝わってきて…
俺が、助けなきゃ
『すみません
ちょっと俺とジョングガ、飲み物忘れちゃったんで
下に買いに行きますね』
HO「え、はーい了解！
次からは持ってきなよー？」
『はい、すみません』
JM「ちょっとジョングガ〜
急にAにくっついてどうしたの？」
TH「いきなり97でイチャイチャしないで！！！」
『…あー、ジョングガ喉渇きすぎてやばいらしいんで
さっさと行って買ってきます
…いこっか、ジョングガ』
俺の小さな呼びかけに、ジョングガは力無く頷いた
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まなさん(プロフ) - 私じゃ絶対に思いつかない発想です…もっとお話が進んでからになりますが、絶対に書かせていただきますね！ (2023年1月29日 21時) (
レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん(プロフ) - mockn0369さん» リクエストありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: 3060404450 (このIDを非表示/違反報告)
mockn0369(プロフ) - はじめまして。楽しく拝読させていただいています！カバーステージのリクエストですが、ユンギのピアノ伴奏付きでのBest of Meのパフォーマンスをお願いします！ (2023年1月29日 20時) (レス) id: 6d25d41aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん | 作成日時：2023年1月28日 0時
