113話 職場体験当日 ページ25
クラス生徒分のコスチュームケースを運び、雄英の近くの駅(捏造)で、
生徒が全員集まるのを待った
早く着いていた緑谷がひょっこりと十神に話しかける
「十神さんはどこから来たんですか」
『は？』
「出身だけでも知っときたいなぁ……なんて」
『出身はヨコハマだ』
「東京から直ぐに帰れるじゃないですか」
『……そういう簡単な話ならな』
別世界、とは言えない
今までの異能も個性と、言い訳してきた
「そういえば、個性名聞いてません」
『知らなくて良いだろ』
「創造でもないですよね。体に纏えて、動物や物に創造できる個性…纏うと身体能力の強化や、威力もつくのか。許容量はどういうものなんだろ…創造だと八百万さんみたいな身体から？でも、十神さんは……ブツブツブツブツ」
『(面倒臭いな、此奴)』
Aの能力について、推測し始めた
話し掛けて置いて、自分の世界に入ってしまった緑谷に対し、引いてしまう
『何、彼奴、何時もあんなんなの？』
「いつもかは知らねえが、大体あんなんだな。ヒーローオタクってやつだ」
『ヒーローじゃねぇんだが…』
通りかかった女性達が、キャーキャーと騒いでAに手を振る
気付いたAはニッコリと微笑んで、手を振り返した
其れを見て、女性達は其の場で騒いでから、走っっていく
たまにはこういう日も悪くはない
生徒の中には、血涙を流して唇を噛み締めている生徒が数名いた
「……全員揃ったか」
「はい、揃いましたわ」
「そうか」
生徒は皆、コスチュームケースを持った
今からは各自、職場体験先へ移動する
「コスチューム、持ったな」
「本来なら公共の場じゃ、着用厳禁の身だ。落としたりするなよ」
「はーい！！」
「伸ばすな。``はい゛だ、芦戸。くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け」
『雑…』
各自、北陸方面や九州、近畿―関西方面へのホームへ向かって行く
目についたのは先程の緑谷
と、茶髪の麗日
無言で、去ろうとする委員長の飯田
「飯田くん」
「……本当にどうしようもなくなったら、言ってね」
「友だちだろ」
緑谷も隣で、何度も頷く麗日の顔はとても心配気だ
飯田は振り向いて、返事をしたが
其の時の目は、何処か先を見ずに、直ぐそこのゴールへ向かっていた
『考え直しとかさせなかったのか？』
「止めても、あいつは行くだろ」
復讐
先日、会ったヒーロー殺しは必ず、そんなヒーローをも殺すだろう
粛清として
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春 - すごくおもしろくて続きが気になってしまうのですがこれからこの作品を更新することはないのでしょうか。作者様にも事情があるのだと思いますが気がむいた時にでもいいので少しでも更新していただけると嬉しいです。 (2020年3月9日 0時) (
レス) id: 5ac3fd9cda (このIDを非表示/違反報告)
黒翔(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく読まさせて頂いております。この作品はもう更新はされないのでしょうか？続きがとても気になるし好きな作品なので更新していただきたいのですが難しそうでしょうか？ (2019年12月14日 19時) (レス) id: cd3e9475c4 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - 文ストもヒロアカも好きなのでめっちゃ面白いです！ (2018年4月23日 11時) (レス) id: c4cbf6cd4a (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾙﾏ - こうしんがんばってくださいな｡オウエンシテマス (2018年3月9日 18時) (レス) id: c20e34549e (このIDを非表示/違反報告)
凛兎(プロフ) - 犬トロさん» お気遣い感謝します。(現実逃避しないとやっていけないのです。これからも、よろしくお願いします) (2017年10月1日 20時) (レス) id: 4cd02f3e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛兎 | 作成日時：2017年9月22日 1時
