100話 オールマイトと ページ12
二回戦、爆豪と切島の試合が始まった頃に、放送室へ向かっていた
其の道に緑谷と別れたオールマイトに会う
「どこに行っていたんだい？」
『轟ん所……何もしてねぇよ』
「そうか…」
『緑谷君はどうなった？』
「あぁ、彼はね――…」
数分前の事を聞いた
右腕の粉砕骨折を治す為に手術を行ったらしい
『手術ってどうするんだ……』
「リカバリーガールが個性で行うんだよ。関節に粉砕した骨を摘出して、歩けるまでの治癒を行われたよ」
『歩けるまで、ね』
「短期間で酷使してしまった右手は歪んでしまってね。リカバリーガールには
『まぁ、半年も経ってないのにリカバリーガールん所に行ってるからな』
「私も考えなくてはならない…他の方法を」
『甘やかしすぎると育たないんだぜ？部下を育てる時もそうだな』
「其の歳で部下を持ってるなんてね…」
けっと鼻で笑う
オールマイトが轟について、切り出してきた
「轟少年の様子はどうだった？緑谷少年は彼にもたらそうとしたのは事実。彼は左を使った」
『此れから使うかは、未だ分からねぇな。枷を壊すか、壊さないかは本人次第。捕らわれた儘、ヒーローになるのも良し……俺には関係ねぇし、興味もない』
「……十神くんの世界では無個性が多いんだろう？」
『``無個性″ではなく、常人だ』
「無個性になりたいとは思わなかったのかい？」
『一時期あった』
「常人になりたいと？」
『違う。親父が強かったからだ。だが、親父が異能持ちだったのを知って、其の憧れは消えた』
「君の父親も能力者だったのか」
『オールマイトさんは何故、そんな事を聞くんだ？あんたは個性あるだろ』
「言っただろう。これは受け継がれるものだと」
『……``無個性″だったのか』
「まぁ、珍しい方だったよ」
まるで、無個性だった事を誇らしげに話す
同じ無個性の緑谷を
『緑谷君を選んだ理由は』
「君が考えてる事も一理ある。だが、彼は想像を超えてきた。君も見ていて分かるだろう」
『……』
「私は彼に期待しているよ」
『そぉか……』
親は子に、師は弟子に、上司は部下に、教師は教え子に――
彼らの成長ぶりには驚かせれる事は多い
「そろそろ戻らないと相澤くんに怒られてしまうよ」
『あ……いっけね』
ダッと放送室へ走る
流石に怒るだろうなと思いながら、ドアノブを引いた
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春 - すごくおもしろくて続きが気になってしまうのですがこれからこの作品を更新することはないのでしょうか。作者様にも事情があるのだと思いますが気がむいた時にでもいいので少しでも更新していただけると嬉しいです。 (2020年3月9日 0時) (
レス) id: 5ac3fd9cda (このIDを非表示/違反報告)
黒翔(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく読まさせて頂いております。この作品はもう更新はされないのでしょうか？続きがとても気になるし好きな作品なので更新していただきたいのですが難しそうでしょうか？ (2019年12月14日 19時) (レス) id: cd3e9475c4 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - 文ストもヒロアカも好きなのでめっちゃ面白いです！ (2018年4月23日 11時) (レス) id: c4cbf6cd4a (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾙﾏ - こうしんがんばってくださいな｡オウエンシテマス (2018年3月9日 18時) (レス) id: c20e34549e (このIDを非表示/違反報告)
凛兎(プロフ) - 犬トロさん» お気遣い感謝します。(現実逃避しないとやっていけないのです。これからも、よろしくお願いします) (2017年10月1日 20時) (レス) id: 4cd02f3e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛兎 | 作成日時：2017年9月22日 1時
