Episode3 ページ4
それから数日が経ち、学園の生活に慣れてきた頃。
私にとって、日課のように訪れること
『好きです!付き合ってください!』
「すみません。
あなたの気持ちには答えられません。」
放課後の屋上。
毎日同じ男子生徒からの呼び出し。
そして、毎日決まったセリフ。
『わかりました…。
明日も放課後、屋上で待ってます。』
「あの!…何度言われても、私の気持ちは変わりません!」
『…それでも!待ってます。』
彼も同じくエコノミークラス2年生。
教室は違うから、彼がどんな人なのかもわからない。
彼が屋上から出ていくのを見届けて、
バタン!っと扉が閉まった事を確認して、
「はぁ…」
大きなため息をひとつ。
別に彼がいけないわけじゃない。
この学園の生徒なだけあって、顔も綺麗だし。
「私の何が好きなんですか…」
海外にいた時、両親の仕事や、
お金に目が眩んだ人が言い寄ってきた事もあった。
でもその時は、私にも側近が居て、
こんな悩むことはなかった。
「はぁ…」
?「何かあったんすか?」
「え!?」
誰も居ないと思っていたのに、
急に後ろから声がして驚いてしまった。
「あ、小田島くん…」
陸「嬉しいっす!名前覚えててくれたんだ!」
後ろにいたのは同じクラスの小田島陸くんだった。
ニコニコしながら私の顔お覗き込む小田島くん。
陸「でも、陸でいいっすよ!Aさん!」
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みずき(プロフ) - LDH.Loveさん» ありがとうございます^^ (2019年9月1日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
LDH.Love(プロフ) - みずきさん» いえいえ!!これからも無理せず頑張ってください^^* (2019年8月31日 0時) (レス) id: 49e6e0d6bd (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - タピオカれおさん» ありがとうございます!少し時間がかかるかもしれませんが、待っててください!! (2019年8月30日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカれお - この小説めっちゃ好きです!ぜひ葵さまの登場させてください! (2019年8月30日 17時) (レス) id: 912cc8eadf (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - ほんとだ!ありがとうございます! (2019年8月29日 23時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずき | 作成日時:2019年8月29日 13時