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Episode18 ページ19

駅前、12時30分

思ったより早く着いなぁ、


出かけるのが楽しみで、

朝は目覚ましが鳴る前に目が覚めた。


服もお気に入りのワンピースを着て、

普段しないメイクもした。


自分でも浮かれてるってわかるくらい、

気合い入ってます!!



建物のガラスに反射して見える自分を見て、

髪を整えてみたり、後ろ姿もチェック、





「うん、完璧」


?「何が完璧なのですか?」




突然声をかけられて振り返ると、

キラキラと輝く王子様がいた。




「朱雀…奏さん」


奏「ご機嫌よう、Aさん」


「ご機嫌よう」




ニコニコと微笑み話しかけてくる奏さん。


彼とは海外パーティーで会った事あり、

何度かお話をしたことがある。




「今日は側近の2人はいらっしゃらないのですか?」


奏「ええ、今日は果音とデートです」


「果音さん?」


奏「はい、Aさんと同じクラスですよね?」


「そうですね」




王子選手権の事は転校してきたときに

クラスの子に教えてもらった。


その時に奏さんと果音さんが、

付き合っているという事も教えてもらった。




奏「そういえば、なぜ、Aさんはエコノミークラスなのですが?」


「…それは、」




普通であれば、

私はファーストクラスに入る予定だった…


でも、セレブ生活が嫌で日本に来たのに、

ファーストクラスに入ったら意味がない。




「自分の実力が知りたかったのです。

家柄は関係なく、自分を評価して欲しかったから」


奏「そうですか、立派ですね」


「いえ…そんなことないです…」




本当に、立派なんて言われることは何もない。


言い方によっては聞こえは良いが、

愛想振りまいて、良い子を演じるのに疲れて、

逃げ出したのと一緒。




奏「それでは、僕はこれで失礼しますね

Aさん、ご機嫌よう」


「素敵な1日になりますように、

ご機嫌よう、奏さん。」

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みずき(プロフ) - LDH.Loveさん» ありがとうございます^^ (2019年9月1日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
LDH.Love(プロフ) - みずきさん» いえいえ!!これからも無理せず頑張ってください^^* (2019年8月31日 0時) (レス) id: 49e6e0d6bd (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - タピオカれおさん» ありがとうございます!少し時間がかかるかもしれませんが、待っててください!! (2019年8月30日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカれお - この小説めっちゃ好きです!ぜひ葵さまの登場させてください! (2019年8月30日 17時) (レス) id: 912cc8eadf (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - ほんとだ!ありがとうございます! (2019年8月29日 23時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずき | 作成日時:2019年8月29日 13時

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