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Episode10 ページ11

お昼休みは中庭でお弁当を食べていた。


日本にはひとりで来たから、

家事は全部自分でやっている。


海外の家もお手伝いさんはいたけど、

将来の自分の為にも出来ることはやってし

そういう教育も受けてきた。


毎日のご飯も、作れるものが増えたり、

早く出来るようになったりで楽しい。





『ずっと好きでした!付き合ってください!』




卵焼きを食べようとした時、後ろからの急な告白。



は、私にではなくて、隣のクラスの女の子。




『ごめんなさい…私好きな人がいるの…。』


『そっか…急にごめんね、ありがとう…。』




盗み聞きしていたわけじゃ無い。


たまたま聞こえちゃっただけ。


でも、いいことを聞いてしまった。


″好きな人が居る″

なんて良い断り方なんだろう!!


今までずっとうまく告白を断ることができなかった。


嘘をつくことにはなるけど、

これしか無い!!これでもう大丈夫!!




と、この時は思っていた。











放課後

尊人が補習課題をもらいに言ってる間、

私は屋上に来ていた。


まだ、ネクストの3人も居ないみたい。




『姫崎Aさん!』


「あ、こんにちは。」


『今日もあなたの事が好きです!

付き合ってください!』




周りに誰も居ないことを確認してたら、

後ろから声をかけられ、告白。


でも、私はもう必殺の言葉を用意済み。

間違いなく、今日で解放される!




「ごめんなさい……

実は私…、好きな人が居るの。」


『……え?』


「だから、ごめんなさい。」




私が頭を下げて謝ると、急に肩を掴まれた。


相手は私のことを鋭く睨み、

怒りで顔を赤くしていた。




『好きな人って京極竜のこと?』


「り、竜?」


『京極竜のこと、

カッコいいって思ってるんでしょ?』




今朝のことを思い出して、

もうそんな事が広まっているのか…




『あんな不良なんかより、

僕の方が君に釣り合う!!!』


「ちょっと!っ痛い!!」

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みずき(プロフ) - LDH.Loveさん» ありがとうございます^^ (2019年9月1日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
LDH.Love(プロフ) - みずきさん» いえいえ!!これからも無理せず頑張ってください^^* (2019年8月31日 0時) (レス) id: 49e6e0d6bd (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - タピオカれおさん» ありがとうございます!少し時間がかかるかもしれませんが、待っててください!! (2019年8月30日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカれお - この小説めっちゃ好きです!ぜひ葵さまの登場させてください! (2019年8月30日 17時) (レス) id: 912cc8eadf (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - ほんとだ!ありがとうございます! (2019年8月29日 23時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずき | 作成日時:2019年8月29日 13時

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