Episode10 ページ11
お昼休みは中庭でお弁当を食べていた。
日本にはひとりで来たから、
家事は全部自分でやっている。
海外の家もお手伝いさんはいたけど、
将来の自分の為にも出来ることはやってし
そういう教育も受けてきた。
毎日のご飯も、作れるものが増えたり、
早く出来るようになったりで楽しい。
『ずっと好きでした!付き合ってください!』
卵焼きを食べようとした時、後ろからの急な告白。
は、私にではなくて、隣のクラスの女の子。
『ごめんなさい…私好きな人がいるの…。』
『そっか…急にごめんね、ありがとう…。』
盗み聞きしていたわけじゃ無い。
たまたま聞こえちゃっただけ。
でも、いいことを聞いてしまった。
″好きな人が居る″
なんて良い断り方なんだろう!!
今までずっとうまく告白を断ることができなかった。
嘘をつくことにはなるけど、
これしか無い!!これでもう大丈夫!!
と、この時は思っていた。
*
放課後
尊人が補習課題をもらいに言ってる間、
私は屋上に来ていた。
まだ、ネクストの3人も居ないみたい。
『姫崎Aさん!』
「あ、こんにちは。」
『今日もあなたの事が好きです!
付き合ってください!』
周りに誰も居ないことを確認してたら、
後ろから声をかけられ、告白。
でも、私はもう必殺の言葉を用意済み。
間違いなく、今日で解放される!
「ごめんなさい……
実は私…、好きな人が居るの。」
『……え?』
「だから、ごめんなさい。」
私が頭を下げて謝ると、急に肩を掴まれた。
相手は私のことを鋭く睨み、
怒りで顔を赤くしていた。
『好きな人って京極竜のこと?』
「り、竜?」
『京極竜のこと、
カッコいいって思ってるんでしょ?』
今朝のことを思い出して、
もうそんな事が広まっているのか…
『あんな不良なんかより、
僕の方が君に釣り合う!!!』
「ちょっと!っ痛い!!」
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みずき(プロフ) - LDH.Loveさん» ありがとうございます^^ (2019年9月1日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
LDH.Love(プロフ) - みずきさん» いえいえ!!これからも無理せず頑張ってください^^* (2019年8月31日 0時) (レス) id: 49e6e0d6bd (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - タピオカれおさん» ありがとうございます!少し時間がかかるかもしれませんが、待っててください!! (2019年8月30日 21時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカれお - この小説めっちゃ好きです!ぜひ葵さまの登場させてください! (2019年8月30日 17時) (レス) id: 912cc8eadf (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - ほんとだ!ありがとうございます! (2019年8月29日 23時) (レス) id: c8e5159917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずき | 作成日時:2019年8月29日 13時