生粋の帰宅部!!【セ/ン/ラ】【歌/い/手】

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なんなんだろう、これ。嫉妬？

この気持ちは、誰に向けて？

そんなこんなしてる内にあっという間に一日が終わってしまった。

そうだ、メガネを外そう。

コンタクトにして、化粧も軽くして、髪型も変えて。

新しい「おはよう！」を。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

な、なせさん……どうしてそんなにイメチェンしてるの、可愛くなってるの。

センラくんは、七瀬さんが気になってる、そんなに可愛くなっちゃったらもう私、勝ち目無いよっ！

「おはよう、七瀬さん！」

「佐々木さん、おはよう。」

嗚呼、憎たらしい。こういうところなんだ、センラくんの言う性格の悪さって。

好きな人の気になる人がイメチェンするだけでこんなにも憎んでしまう。なんで。

私がセンラくんの為にずっとしてきた努力が、こんな一人の女の子に一夜のイメチェンで狂わされるなんて嫌だよ。

ずっと努力してきたのに、たった一夜のイメチェンで。

どうして。

でも、彼が居る時は笑わなくちゃ。

「センラくん、おはよう！」

そう、ニコリと笑うのだ。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「佐々木さん、おはようございます〜」

昨日で、佐々木さんの努力はとても伝わった。そしてさっきも。

七瀬さんがイメチェンしてきてる、それに顔を歪ませてたけど僕が来たらすぐ笑顔になった。

僕は、七瀬さんが気になってたんじゃないのか。


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