24 学校編 その7！ ページ28
そして、時間はたち放課後。
誰もいなくなった教室の前に立っている。
深呼吸をし、ノックをして入る。
『ごめんね。いきなり呼んじゃって。』
mm｢ううん！大丈夫だよ！｣
『今日は、聞きたい事があって呼んだの。』
mm｢なあに？答えられることは答えるよ！｣
『ありがとう。じゃあ、なんで生徒会に近づかないでって言ったの？』
mm｢……それは、言えないかな。｣
さすがに簡単には言ってくれないか。
仕方ない、ネタばらしといきますか。
『そっか。じゃあ、質問を変えるね。黒木企業ってしってる？』
mm｢当たり前じゃん！有名だし、お父様がお世話になってるって言ってたし。｣
『うん。じゃあ私の名前は？』
mm｢そんな事分かるよ！黒木……！｣
めっちゃ驚いた顔するなーw
まぁ、話が早くて助かるよ。
『うん。多分考えてる通りだよ。ついでに言えば叔父さんは我々社の社長。』
(ネーミングセンスは捨てました。)
mm｢そん、な……｣
『じゃあ、黒木企業の娘として聞くね。なんで生徒会に近づかないでって言ったの？』
mm｢ははっ 勝ち目は無いのか……
最初見た時から素敵な子だと思ったの。すぐに一目惚れって分かったよ。でも、あなたは生徒会の奴らとばっかいて、私とは話してくれないじゃん…… だから！……え？｣
何も思わなかった。否、なにも思えなかった。
たった1人の事に気付けなかった自分に呆れた。虐められていて信用出来なかったのは分かる。だが、こんなにも綺麗な子を泣かせてしまうなんて。
気づいたら抱き締めていた。泣いていたあの子を。
『ごめんね、気付かなくて。でも、あなたの気持ちにはこたえられない。』
mm｢あは、やっぱりそうだよ((『でも！』！｣
『その気持ちは嬉しい。それに、いじめが軽くなったのってあなたのおかげでしょ？ありがとう。』
mm｢そんな！お礼を言われるほどじゃ！……私は自分のためにあの子達を利用しただけ。｣
『でも、助けてくれたのに変わりはないでしょ？』
mm｢ッ！……優しすぎるよ。｣
『優しくないよ。実際あなたを泣かせてしまっているから。
ねえ、助けてくれたお礼をさせて。拒否権は無いけど((ﾎﾞｿｯ…』
mm｢え？い、いの？｣
『うん、じゃあこれから私のそばに居て。』
mm｢ッ！ 仰せのままに。｣
『ありがとう。これからよろしくね！』
mm｢うん！｣
＿＿＿＿＿＿＿＿
すんません。サボった。
違うよ？！夏休みが終わるのに課題が終わってないとかじゃ！
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作者名：招き猫 | 作成日時：2019年8月6日 20時
