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24. ページ25

炭治郎くんの鎹鴉に連れたこられた先は藤の花の家紋の家だった。

確かこの人たちは家に鬼狩りに命を救われた一族で、鬼狩りだったら無償で尽くしてくれると父が言っていた覚えがある。

「はい...」

ギィィと扉の音がして出て来たのは白髪のお婆さん。
おそらくここの屋敷の主人であろう。

「あっ、夜分に申し訳ありません」

「お化けっ...お化けだ」

「お化けじゃないよ善逸くん」

「鬼狩り様でございますね どうぞ...」

お婆さんに案内され私たちは屋敷の中へ入っていった。




あのお婆さんがお医者様を呼んでくれたようで、三人はお医者様に診てもらっている。

「うん、重症」

伊之助くんが四本
炭治郎くんが三本
善逸くんが二本

肋を折ったそうだ。三人仲良く肋が折れていると判明した時のあの三人の顔は見応えがあったなぁ......

「さ、さんにんとも、あばら、が......ぐふっ......ふ」

「おい! A、笑ってんじゃねぇよ!」


「次は貴方ですね、ではお三方は後ろへ向いてくれませんか?」

「はい、分かりました。ほら伊之助、善逸、後ろを向け」

「なんでだよ、別に後ろを向く必要ねぇだろ」

「そうだ、そうだー!」

「いいから、後ろを向け」

炭治郎は無理矢理二人を後ろに向けさせる。
ありがとう炭治郎くん。貴方がいてものすごく助かっている。
お医者様に診せるために私は着ていた着物を少し崩した。

「こら! 善逸! 前を向こうとするな!」

「いっだだだだいいい!」

ゴンッと鈍い音が背後から聞こえる。
これはきっと、炭治郎くんが善逸くんを殴った音かなぁ......

お医者様に体を診てもらった。あらかた調べ終わったようで、器具を畳の上に置いた。

「どうでしたか?」

「貴方は背骨が折れていますね」

「えっ」

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作者名:名無し丸 | 作成日時:2021年10月12日 19時

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