ワールドトリガー (ページ2)

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母「逃げ…て……りん、ねっ……」

あ『お母さん？なんで、なんで!?』

母「これ、を…あげ…る……わ……」

あ『お母さん何？今、お父さんが来るから、喋らないで！……それまで我慢して、死なないで！』

母「私、はもう…貴方とは一緒に……(ﾊｧﾊｧ )もっと……いたかっ…たっ…けど、でも…もう無理……みたい。だから……この、黒トリガーを受け取って……私のっ……分まで生きて……」(ｶﾞｸｯ)

あ『お母さん？お母さん!?待っていかないで、起きて…起きてよ。お母さん!!』

父「凛音！こっち来るだ!!母さんから授かった黒トリガーを持ってこっちに来い！」

あ『いや、いや……お母さんを置いていけないよ！お父さん、お母さんを助けてよ～』(ﾋｯｸ)

父「凛音！母さんはもう生き返らないんだよ!!」

あ『いや、いやあぁぁぁぁ』

父「凛音！くそっ。まずいネイバーがもう来ている!!凛音行くぞ！」

あ『お母さん…お母さんっ!!』

父「よく聞け！凛音!!父さんはもう、お前を守ってられない…だから！これを受け取ってくれ。」

あ『お父さん。これ何？』

父「これから、凛音の役に立つ。だから、母さんと父さんの分まで生きてくれ。」

あ『お父さん？いや、嫌だよ！もう1人はいや!!お母さんいないし、お父さんもいなくなったらどうすればいいの？ねぇっ！』

父「いいか、父さんが黒トリガーになったら、真っ直ぐと走れ。そうすれば、父さんの仲間がきっとお前ことを守ってくれる。だから、生きてくれ。」

あ『そんな……お父さん!?』

父「生きろよ。凛音
母さんも父さんもお前のことを愛しているよ。」(*⌒▽⌒*)ﾆｺ

あ『わかった。いくよ、行くよ！お父さんとお母さんの分まで生きていくから、見てて。僕が強くなっていくことを……』ﾋｯｸﾋｯｸ

父「それでこそ俺達の娘だ！
さぁ、始めるぞ！」

あ『うん、うん！』

父「元気でな。さよなら」ｻｱｱｱｱ

あ『さよなら……お父さん、お母さん』

そういって、少女は、父が示した道をただ、ただ真っ直ぐと走っていった。