144 ページ45
イザナ「……
オレらの時代……だよ、」
鶴蝶「……え？」
イザナ「ごめんな、鶴蝶
……でも、オレには
オマエしかいないから」
イザナがそう言うと、鶴蝶は涙を流した。
それと同時にイザナの息もあがり始める。
望月「イザナ…鶴蝶！！」
イザナ「マイキー……オマエは、
オレを救いたいって言ったか？」
マイ「兄弟なら当然だ……もう喋るなイザナ……」
イザナ「…ある日、オレを捨てた母と…偶然会った」
マイ「？」
イザナ「…動揺したよ、
アンタはアタシの子じゃない…って言われた。
俺の母親は、ソイツじゃなかった。
ソイツの元旦那の、元嫁の子供がオレ」
マイ「イザナ……オマエ……」
『……それって、』
イザナ「そうだ……
オレは真一郎ともオマエともエマとも兄弟なんかじゃない……
＿＿誰とも血が繋がってないんだよ」
『……っ、』
乾「嘘だろ、？」
イザナの発言に、再度皆が目を見開く。
イザナ「なぁ？マイキー……
オレが、救えるか？
救いようねぇだろ？
なぁ？…………エ………マ……」
消え入りそうな声でそう言ったイザナ。
その言葉を最期に、イザナはピクリとも動かなくなった
鶴蝶「……………イザナ？
…？イザナ、？
…………オイ！！！！返事しろよ！！！！
オイ！！！！ イザナ！！！！ っオイ！！
イザナ！！！！！！」
鶴蝶が何度も呼びかけるが、イザナが動くことは無かった。
鶴蝶「っは、はっ、……げホッ、っはぁ、」
何度も血を吐きながら、鶴蝶はイザナに擦り寄ってイザナの手を握った
鶴蝶「イザナ……寂しい思いはさせねぇよ、
オレも……今…そっち逝くから………
オレらは、上手に生きられなかったな……」
鶴蝶は泣きながらイザナに笑いかける。
2人が倒れる場所には赤い血が滲んでいて、
対象的な白い雪がいつしか降り始めていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 461人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごま(プロフ) - かささん» ありがとうございます〜！受験頑張りましょうね、！！ (2021年11月12日 16時) (
レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - 私も受験生です！頑張りましょっ！無理しないでごまさんのペースで！いつでも、待ってます！！ (2021年11月9日 22時) (レス) @page40 id: ab0fd5eee8 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - ねおさん» 全然気づいておりませんでした、申し訳ないです汗 (2021年11月2日 20時) (レス) @page31 id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - コメント失礼します、春千代と表記されていますが春千夜です、既にお気づきでしたら申し訳ないです>< (2021年11月2日 13時) (レス) @page22 id: e841b12656 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - かく。さん» 予想当たってました？笑 ちゃんとハピエンで終わらせたいです泣 (2021年10月31日 13時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごま | 作成日時：2021年10月26日 0時
