基本自由行動 壱【男主】

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「っあ、すんません！！！！


コツ教えてくれてありがとうございました！」




『…え、』






俺が驚いてる間に、「帰るぞ！」と言って帰ってしまった彼ら。






『……』





初対面だと、俺の目を見て喧嘩を辞めてくれたりする人もいる。



この目には感謝している






ただ、多少の嫌な思い出もある






変なおじさんに目をえぐり取られそうになったり

俺の目を見て、俺が好意を寄せていると勘違いし、ベッドに押し倒されて襲われそうになったり





今でもこんなことは多々ある。


そのたび守ってくれたのが創設メンバーのみんな。




気づけばもう部活が始まる位の時間だ







『………三ツ谷のとこでもいくか』







〜




『みーつやっ♡』



三ツ谷「おわっ！！A、！？なんでいんだよ！」





何かを真剣に書いていた三ツ谷の背後から声をかけると、驚いてこちらを見てきた。





『暇だったから来た。何書いてんの？』



三ツ谷「ん？あぁコレ……ぬいぐるみ。


お前が言ったんだろーが、サメの人形欲しいって」



『え、まってぬいぐるみってパンピーにも作れるものなの？』




三ツ谷「おう。割と簡単に作れる。動画サイトとかにも沢山上がってるぞ。」




『そうなんだ………』






あまりインターネットに触れないので、そんなこと知らなかった。





〜





布を形に切っていって、ミシンでパパっと縫い上げていく三ツ谷。




『……はやぁ、』




三ツ谷「これでも部長だからな





……と、そろそろ集会の時間だ」



『もうそんな時間…』






気づけばもう辺りは暗くて、先程までいた部員も少なくなっていた。






三ツ谷「特服、持ってきてる？」




『家』




三ツ谷「だろーな笑



まぁいいや。俺のバイク乗ってけ。家まで送ってやるよ。」




『まじ！三ツ谷の運転なら安心だ！！』

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