基本自由行動 壱【男主】

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場地「…そーいやさっき喉、大丈夫だったか？」






『あぁ……大丈夫。』






場地「…痕、残ってんぞ。」







『…まじかぁ』









苦笑いしながらそう言った。



これじゃ明後日の抗争まで残るだろう。








『…アイツらと久々に会うのにこんなとこであとつけてちゃカッコつかねぇな』









また、苦笑いしてそう言った。



場地は少し苦しそうな、悲しそうな顔をした。








『…そんな顔すんなよ、少し経ちゃ戻る』




場地「…おう。お前見た目の割に健康体だしな」




『見た目の割にってなんだよ』







2人でふふっと笑う。








場地「……一虎の事、許してやってくれよ。





あいつ、多分感情操作すんの下手だからさ


さっきのことも、多分お前のことが好きだからこそやったんだと思う。


あの後アイツ後悔してたし」







真剣な顔をして、俺に話しかける場地







『…わかってる。


あんなことで絶交とかダサすぎるし。




アイツが苦しい思いをしてきたのも分かる。

ただ、やり方が間違ってんだよ…』





場地「…多分、もう一虎は止めらんねぇ。


俺は稀咲を探る事に専念する。」






『…俺は…』






場地「…お前は合意で芭流覇羅に入ったわけじゃねぇ。


なんか稀咲に言われてるんだろ？」







『…うん』









深くさぐってこない辺り、やはり場地は優しい。









場地「お前はお前の正しいと思った行動をすれば良い。


稀咲のことは、俺がやる。」






『…わかった。ごめん、ありがと』






場地「おう！」

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