基本自由行動 壱【男主】

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奥へ進むと、ゴッ、ゴッと言う音が聞こえた。



殴る音？






ゲーセンに置いてある椅子に座り、明らかに俺を威嚇する目をした芭流覇羅のメンバー。







雰囲気が悪すぎる。








東卍の雰囲気とは全く違う、ガラの悪い空気。









音のする方へ進む半間について行くと









『…………………ばじ、？』









東卍の特服を着たやつを殴る場地の姿が見えた。








恐らく、殴られているのは千冬だ。









『っばじ、！！！！何して＿＿＿』









半間「＿おっと、邪魔はすんなよ？


今、場地が殴るのを辞めたら場地が殺されるぞ♡」









『っ、』








止めに入ろうとした体を半間によって止められる。


半間の言い方的に、恐らくこれは ” 踏み絵 ” と言われる、敵チームから入ってきたやつの信用を確かめる行為。



元いたチームの大事なヤツを殴り、その信用を確かめるのだ。





場地、そこまでして芭流覇羅に入りたいのか？









？「おぉ、場地やってるね」









後ろから聞こえた聞き馴染みのある声


リン、と鳴る鈴の音









『かず…………とら、』









一虎「…………あ、A！！！！




久しぶりだね！会いたかった！！」

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