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『……わかった、お前が何かしない限りは言わねぇ。
ただ、勝手に芽衣に手ェ出したりしたら、』
稀咲「わかってますよ、そんなこと。
俺はそこまで最低じゃない」
『…』
信用出来ない、と言うのが本心だが、妹が人質に取られているかもしれない以上、こちらから手出しは出来ない。
稀咲に背を向け、無言で先程の場所へ向かう。
というか、何故妹がいることを知っていたんだろうか
俺に妹が居ると知っているのは
堅 マイキー 三ツ谷 エマ
この4人だけだ。
こいつらが稀咲にバラした、というのは考えにくい。
会っている現場を見られた?
…いや、でも前回会ったのはそこそこ前だ。
まだ稀咲には会っていない頃だったはず。
『んー………』
頭を抱えながら歩いた。
〜
『……ん?なにやってんの三ツ谷』
三ツ谷「A…!ちょっと黙っとけ」
『え』
先程の場所から集会していた場所に戻ると、
木陰に隠れて何かを見ていた三ツ谷。
声をかけただけなのに「黙れ」と言われた。
三ツ谷「っあ、いや怒ってるとかじゃなくて、」
『んな事わかってるって。ネタだネタ。
つか何見てんの』
三ツ谷「…いや、マイキーとタケミっちがなんか話してるから。」
『ふーん…盗み聞き?趣味悪いねぇ』
三ツ谷「ちげえって!
たまたま通りかかっただけだっ」
少しイジると、焦ったように言い訳をする三ツ谷。
そんなにやばい話なのだろうか。
耳をすませて会話を聞く
マイ「稀咲がヤベー奴なのはオレもわかってる。
同時に稀咲の ” 力 ” も認めている
東卍のこの先に、稀咲の ” 力 ” は必要だ。
オレに貢献しろ、タケミっち」
全く話の内容は理解できないが、稀咲のことを怪しんでるという会話なのだろう。
稀咲が芭流覇羅と知っているとは俺だけ。
ただ、俺の口からは言えない。
そうなると、マイキーや堅、ほかのメンバーたちが気づいてくれるのを待つしかない。
マイ「三ツ谷!!A!!」
『………バレてんじゃん』
三ツ谷「ぜってぇお前が話しかけてきたからだ…!」
名前を叫ばれ、木影から出る。
マイ「そうだ、ちょうどいいや
三ツ谷、弐番隊にタケミっち入れる事にした」
三ツ谷「え!?」
タケ「は!?」
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ごま(プロフ) - アリアさん» ありがとうございます!笑 (2021年11月20日 23時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - あっ‼好きですこの小説‼ (2021年11月20日 8時) (レス) @page48 id: adb6528cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 塩むすびさん» ありがとうございます!!受験大変ですよね…泣 頑張りましょう! (2021年10月16日 2時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび - このお話大好きです!!!!私も受験生で、、はぁ…お互い頑張りましょう!無理のないよう更新頑張ってください! (2021年10月15日 23時) (レス) @page48 id: 6844c97410 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます!そう言っていただけるとほんとに嬉しいです…! (2021年9月26日 9時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごま | 作成日時:2021年9月25日 16時