基本自由行動 壱【男主】

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マイ「参番隊隊長！！前に出ろ」





マイキーが言うその言葉に不快感を感じつつも始まった参番隊隊長任命式


捕まったパーの穴埋めのつもりなんだろう。








『……はぁ』








正直胸糞が悪い。

俺は参番隊の隊長はパーしか認めるつもりは無い。





たむろう東卍メンバーの中から、こちらに歩いてくるやつが2人。









『……………稀咲？』









見覚えのある顔にふと声を出す。








稀咲「こないだぶりですね、Aさん」







こいつ、敵だったんじゃないのか？

そもそもこいつ、いつ東卍に入った？









『…………テメェ、なんのつもりだよ』





周りには聞こえない程度の声で喋る。






稀咲「…後でお話します。



今は黙っておいた方が









＿＿＿＿＿妹さんの身の安全の為にも良いかと」









『……………は？おまえ、なんでそれ知って＿＿』









俺が言い終わる前に、稀咲はマイキーの前の石段にドカンと座る。






その姿に周りの奴らは批判の野次を飛ばす。


そしてそれを制する堅







マイ「東京卍會はこれから芭流覇羅とぶつかる！！」








『ばる、はら…』







確か稀咲の言っていたチームの名前だ。



そことぶつかる？じゃあ尚更なぜ稀咲は東卍に？








マイ「芭流覇羅とモメるためには稀咲は必要だ！！



参番隊隊長は稀咲鉄太！！覚えておけ！！



参番隊隊長任命式を終わる！！」









そう言い残して後ろに去っていったマイキー。



堅はマイキーの行動に納得があまり言ってない様子だった。





正直、今回のマイキーの行動に関しては意味がわからない。



ただ、マイキーも馬鹿じゃない。

きっと何かしらの理由があるのだろう。









ゴッ









マイキーや稀咲の行動について色々考えていると、近くで鈍い音が鳴った。







音のなる方向に目を向ければ、









稀咲がタケミっちに殴られていた

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