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『死んでなくて良かった』


ドラ「俺はあんなんじゃやられねぇよ」



『ははっ、だよね』






身体を起こししばらく雑談していると、看護師さんが「おはようございます」と言って部屋に入ってきた



その後、身体検査のため、お互い別の部屋で検査を受けた。







「すごい……昨日あんなに失血してたのに…」






検査結果を見て、少し驚いていた看護師。

反応的に、身体はもう大丈夫なのだろう





『俺まだまだ若いんで』




笑ってそう言うと、「いいわねぇ若いって」と苦笑いしながら返してきた。






「あ、そういえば昨日運んでくれた友達にはお礼言った?」



『運んでくれた……?』





身に覚えのないその発言に首を傾げる。









「そう。色黒でメガネかけた男の子。

血だらけの貴方をおんぶして来たのよ?」









その特徴を聞いて頭に浮かんだのは1人しかいなかった。



稀咲だ。









「貴方を運んで、そのまますぐ帰っちゃったのよ。」







『……そうなんですか。後でお礼言っときます』









あいつは確かこれから東卍の敵になる奴らの1人だ


なぜ俺を助けた?









「もう元気そうだけど、傷開いちゃうかもだから念の為今日も入院ね。」




『分かりました、ありがとうございます』








点滴が下がっている台を転がしながら、先程の部屋に戻る。


まだ堅は診察中のようで、部屋にはいなかった。






ボーッと外を眺めていたら、ベットから着信音が聞こえた。




鳴っていたのは俺の携帯で、ベットの上で小刻みに震えている。







画面を見ると知らない番号だった。

一瞬出ようか迷ったが、知り合いだったら困るので電話に出た









『…もしもし?』









稀咲「もしもし、稀咲です。」









予想外の相手に「え」という声が漏れる









『…え、なんで俺の番号知ってんの、』



稀咲「昨日勝手に交換しときました。」



『はぁ?』








向こうから聞こえてきた言葉に半ギレ気味に答える。









『……まぁいいや、手間が省けた』



稀咲「…?何の手間ですか」




『いや、昨日運んでくれたんだろ?お礼言おうと思って。


ありがとな







んで、なんで俺を助けた?』







稀咲「…」







『俺はお前の敵だろ。俺を助ける意味がわからない』








稀咲「………言ったでしょう?







俺はあんたを芭流覇羅に引き入れたい。恩は売っとくべきでしょう」

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ごま(プロフ) - アリアさん» ありがとうございます!笑 (2021年11月20日 23時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - あっ‼好きですこの小説‼ (2021年11月20日 8時) (レス) @page48 id: adb6528cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 塩むすびさん» ありがとうございます!!受験大変ですよね…泣 頑張りましょう! (2021年10月16日 2時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび - このお話大好きです!!!!私も受験生で、、はぁ…お互い頑張りましょう!無理のないよう更新頑張ってください! (2021年10月15日 23時) (レス) @page48 id: 6844c97410 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます!そう言っていただけるとほんとに嬉しいです…! (2021年9月26日 9時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごま | 作成日時:2021年9月25日 16時

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