22 ページ23
タケ「みんな……っ！！」
急に出てきた彼らを見て、そういったタケミっち
『……？知り合いか？』
タケ「友達っす、あいつら………」
俺らを庇うようにして前に立つ4人は、どうやらタケミっちの友達のようだ。
そして、タケミっちの友達ということは…
「カス共が群れたからってよー
何ができんの？」
弱い。
俺も堅も、ほぼ動ける状態では無い。
彼らが戦力になったかどうかは分からない。
けれど、良い時間稼ぎにはなった。
ピーポーピーポー……
耳に聞こえたそのサイレンの音は俺らの勝利を意味した。
キヨマサが率いていた奴らはその音を聞いて逃げて行った。
『ふー………』
タケ「っ大丈夫ッスか、朱鷺くん…」
浅くなる呼吸は、俺の身体の限界を意味していた。
単刀直入に言えば大丈夫では無いだろう。
ただ、堅の方が危険な状態なのだ。
『…俺は大丈夫だ、後から行く。
先に堅連れてみんなで病院行っててくれ』
ニコッと微笑むと、タケミっちは「…死なないでくださいね、」と言って他の奴らと一緒に救急車へ向かった。
1人になった俺は足の力を抜き、ストンと膝から崩れ落ちた。
『(…あーダメだ、力入んねぇ)』
さすがに血を流しすぎたようで、足を動かそうとしてももうほぼ動かない。
そして、閉じようとする意識。
『ははっ………今寝たら俺死ぬかな、』
独り言を呟く。
とうとう全身の力が抜け、上半身が床に倒れ込んだ
と思ったが、コンクリートの硬い感触では無く、暖かい人肌の柔らかさの感触があった
稀咲「………なんでこんな無茶するかな。」
『きさ………』
そこで俺の意識は途絶えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごま(プロフ) - アリアさん» ありがとうございます！笑 (2021年11月20日 23時) (
レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - あっ‼好きですこの小説‼ (2021年11月20日 8時) (レス) @page48 id: adb6528cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 塩むすびさん» ありがとうございます！！受験大変ですよね…泣 頑張りましょう！ (2021年10月16日 2時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび - このお話大好きです!!!!私も受験生で、、はぁ…お互い頑張りましょう！無理のないよう更新頑張ってください! (2021年10月15日 23時) (レス) @page48 id: 6844c97410 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - 夜空さん» ありがとうございます！そう言っていただけるとほんとに嬉しいです…！ (2021年9月26日 9時) (レス) id: 6f8876dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごま | 作成日時：2021年9月25日 16時
