ヤンキー達と生徒会長【男主】

23 ページ23

花垣side



タケ「場地くんが……芭流覇羅に入りました。」




オレが芭流覇羅のアジトに連れていかれた後日、マイキーくんにそのことを報告した。


……そういえば、Aくんの事も伝えないと





タケ「あと…夏目Aくんが＿＿＿＿＿」







マイ「＿＿＿＿＿＿＿＿は？」











Aくんの名前を出した途端、マイキーくんの目の色が変わった。

後ろにたっていたドラケンくんも、驚いた顔をしている






マイ「………Aが……なに？」



タケ「え？っあ、


Aくんも、恐らく芭流覇羅に入りました、」







正式にその現場は見ていないが、あの雰囲気じゃもう確定だろう。










マイ「………そうか。」



タケ「はい、なんだか



一虎くんの言うがままに動いてるような…？

めっちゃ仲良さそうだったんで…よく分からないけど」







俺がそう言うと、カオが少し怖くなった。







マイ「Aは……巻き込みたくなかったのに」


ドラ「………無事だといいな」








〜


Aside






『ドラケンに呼び出された？』


一虎「ウン、そう。」





学校のHR前にそう言われた。

今日も一虎は学校には来ているようだ。すぐに帰るらしいけど。






一虎「行った方がいいかなぁって。」


『………』







ドラケンは、マイキーの良心とも言えるほどに優しい心を持っている。


そんな奴が、急に呼び出して急に殴る…なんてことあるか？


…いや、無いだろう。


彼は、喧嘩をするなら恐らく正々堂々と向かってくるはず。







『……いいんじゃない？行けば。

伝えたいことでもあるんだよ。多分』




一虎「……そう？Aが言うなら……まぁいっか」




『……それでなんかあっても俺のせいじゃないから』




一虎「んな無責任な……」








苦笑いをした一虎は「まぁいいや！」と言って教室を出た。恐らくこのまま家に帰るのだろう。

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す