くそざこ天パ【男主】

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オレが抱きつくと少し不満そうな顔をしたソウヤ。
俺の愛するアングリーだ。


今思ったけどオレ、弟気質が好きなのかもしれない。
八戒は好きじゃないけど。まぁ八戒は素直じゃないから



ちなみに柚葉は将軍と車の中でお留守番中だ。





ナホヤ「Aが来るなんて珍しーな！」


『にゃはは、外出るのも久々……なんちって』


ソウヤ「？」


『オレ、アングリーで！』





俺のボソッと呟いた声に反応したソウヤ。

自分で言ったけど、バレたらマズイので黙っておく



目の前に出された黒色のラーメン。

見た目に反して味は優しい。まさにアングリーを表したラーメンだ。




八戒「A、食い終わったらどこ行くン？」


『ん〜、” 家 ” 帰るわ。みんな待ってるし』


ソウヤ「みんな…？結婚してたっけ？」


『してないしてない。
アングリーオレと結婚してくれる？♡』


ソウヤ「絶対しない。」



『凄い即答じゃん』





ツンデレなんだな、とポジティブ思考になりながらラーメンを食べ終わる。





『ごちそーさま！うまかったぁ！』


ナホヤ「当たり前だろ！次はスマイリーだ！！！」


『へいへい、また来るわ〜』



八戒「おまっ、食うの早くね？」



『お前が遅いんじゃね？

んじゃありがとな八戒！今日は楽しかった！』



八戒「んー、またな！」






〜






柚葉「もう帰んの？」


『えへ、寂しい？』


柚葉「死ね。家どこ？送ってくけど」


『サラッと暴言やめろ


ありがと。けど歩きで行けるし良いよ。』



柚葉「そう？じゃあいいけど。

じゃあね将軍」



「にゃ〜」





柚葉が抱えていた将軍を受け取る。だいぶ懐いていたようで、ウトウトしている将軍





『んじゃ。今日はほんとに世話になった』


柚葉「ん。八戒も仕事続きだったし良い休みになった」





そう言ってほほえんだ柚葉。
顔は良いんだよなぁ顔は



そう思いながら歩き始めた。






まぁ、当然歩きで帰れるような場所にあるわけない。
ここがどこかも分からないし。



目指しているのは公衆電話だ






プルルルル、プルルルル





『もしもし？あー明司ィ？


……あは、みんな探してる？えへへ、俺モテモテ？


…おい冷めんな。


あ、そうそう。お迎えきてよ。車

…え？場所？知らねぇよ。逆探知くらい出来んだろ反社。


んじゃ』






ガチャッ







〜




八戒「……あれ、アイツ金払ってなくね



クソ、あのチビ……！！！！」

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