初日から大事件 ページ5
「風呂、洗ったよ。」
美門、仕事早っ!
「風呂は２，２，２，３で入って。男子は毎日くじで決めるから。」
男子達がくじをひく。
***
結果、若武とイブ、黒木と七鬼、美門と小塚になった。
「桐葉ちゃん、早めにお風呂入らない？」
「いいよ。あと、私あーちゃんて呼ぶからニックネームつけても構わないよ。」
あーちゃんが首をひねる。
「じゃあ、きぃちゃんって呼ぶね！」
「うん！」
その後、部屋に戻ってパジャマをとって脱衣所に行った。
「ごめん、早くお風呂に入りたくて。」
そう、あーちゃんはもう服を脱ぎ始めていたのだ。
「大丈夫、お風呂って気持ち良いよね。」
「本当、よく親に早く出ろって言われちゃうの。」
分かる、よくあるよね。
そんな事を話していると廊下からドタバタと大きい音がした。
「イヤッホー!一番だ!」
「おい、若武、今立花達が．．．」
直後、
ガラガラ
若武が突っ込んできた。
運悪くあーちゃんは服を脱いでいる途中だった。
皆が固まり、沈黙が広がる。
あーちゃんと若武はみるみるうちに赤くなる。
どんどん若武への怒りが込み上げてくる。
「ノック位、しろやぁ!!!」
若武の腹に拳を埋める。
「痛っ!」
若武が腹を抱える。
「はよ、出てけ!!」
若武を無理矢理追い出す。
あーちゃんはショックでほとんど喋らなかった。
「大丈夫だよ。若武も悪気があるわけじゃないんだから、ね?」
「うん、分かった！」
あーちゃんに笑顔が戻って良かった。
お風呂からあがるとイブに
「後で反省会するからリビングに来いよ。桐葉は事情を説明してくれ。」
「了解。」
あーちゃんとリビングに向かう。
作者のお話
きりの悪いところで終わってしまいましたが次に続きます。
ついに若武君が桐葉の腹パンを受けてしまいましたね。音は書いていませんが多分ドフッという音がすると思います。怖いけど、桐葉は良い子なんですよ！
今度ともよろしくお願いします。
初日から大事件〜完〜
Byそーた(^_^)/
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作者名：そーた | 作成日時：2019年5月13日 22時
