第9話・シエルside ページ10
強引にAの唇に、自分の唇を押し付ける。
「んっ…」
Aはかなり苦しそうな表情をしている。
…今回はここまでにしておくか。
「プハァッ…坊っちゃん、いきなり何するんですかっ！」
「何って、キスをしただけだろう？」
しれっと答える。
「えっと、そういうことを聞いたんじゃなくて…」
「じゃあ、どういうことを聞いたんだ？」
何が聞きたいのか、何となく分かるけどあえて言わないでおく。
「えっと、その…」
しどろもどろになるAが可愛い。
もう少しいじめてみるか…。
「早く答えないとキスするぞ？」
「お断りします」
それは即答か…。
「A」
「何ですか？坊っちゃん」
「Aは僕に『他に好きな人がいるのか』と聞いたな？」
「はい」
「その通りだ、僕はリジーじゃない好きな人がいる。
…それが誰なのか、本当に分からないのか？」
「………」
沈黙されると困るが。
「うすうす気づいてるんじゃないのか？」
自分は僕……坊っちゃんに好かれている、と。
言葉にはしなかったが、その問いかけは通じたはずだ。
その証拠に、
「…！！？
な、なんで…///」
Aは頬を染めるどころか耳まで真っ赤にしている。
そうか、僕の思いには気づいていたけれど、わざと顔を背けていたのか。
……禁断の恋だから。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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白綏(プロフ) - 優華さん» 続きが気になります！！！！！！更新頑張って下さい!！ (2014年2月1日 20時) (
レス) id: e2db2870e6 (このIDを非表示/違反報告)
優華(プロフ) - 柚香さん» (*▼▼)ゞﾗｼﾞｬ (2013年11月10日 18時) (レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 優華さん» 優華さんのボートに書き込んだので、、返信くれると嬉しいです(*^^*) (2013年11月10日 18時) (レス) id: 3a75f1c4f1 (このIDを非表示/違反報告)
優華(プロフ) - 柚香さん» メールで、お話するんですか？ (2013年11月10日 17時) (レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
優華(プロフ) - 柚香さん» ありがとうございます！！ (2013年11月10日 17時) (レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん＊ | 作成日時：2013年4月29日 20時
