福は………20 五条side ページ23
2017年
悟「はぁ〜このくらいの呪霊なら僕以外の術師で十分だと思うんだけど」
卒業したあと僕は夢を叶えるために高専の教師になった
自分でも柄じゃないのはわかってるけどね
教育をしながら自分の任務に行くのは大変だけど生徒達の成長を見ると嬉しくなる
悟「さて戻りますかね〜……………あ､ここの和菓子屋懐かしい｡まだあったんだ」
まさか高専時代の任務帰りによく寄っていた和菓子屋がまだあるとは思ってなかった
たしかAに苺大福を買って帰ったんだよね
悟「久しぶりに寄ってみるか｡苺大福あれば買おう！」
店内は改装して変わっていたけど､相変わらず和菓子はどれも美味しそうだ
もちろん苺大福もある
苺大福を1つ買ってイートインで食べることにした
悟「やっぱ美味しい………」
もう一口食べようとした時､店に入ってきた同じ歳くらいの女の子を見て驚いた
この子呪術師だ｡しかし驚いた理由はその子の呪力と術式だ
亡くなったはずのAと完全に同じ｡見間違えるはずない
『苺大福1つください』
悟「っ！？」
容姿も声もAと同じだ
いや､容姿は少し大人びたかな
今声かけないともう会えないかもしれない
悟「A」
『……あの………どちら様？』
悟「あぁごめん｡目隠ししてたらわかんないよね」
自分が包帯で目を隠していたことを思いだし外す
Aはこの状態の僕を知らないから外さないとわかんないよね
『ぁ………悟…』
悟「久しぶり………って言うべきなのかな？」
『そうだね……』
悟「……ちょっと話さない？時間あればだけど」
『時間は大丈夫だよ｡ここだとお店に迷惑だから外行こう』
高専卒業時にAが生きてるって考えることを諦めた
でも今僕の目の前に居るのは紛れもないA本人だ
生きてた｡それだけで嬉しい
二人で来たのは近くにあった人気のない公園
着いた瞬間我慢できずAを抱き締めた
悟「…………今までずっと何してたの？生きてたなら帰ってこいよ」
『………ごめんね｡今までの事ちゃんと話すから』
悟「うん｡全部教えて」
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怠惰の兎(プロフ) - 猫。さん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて私も嬉しいです！！ (2021年2月19日 11時) (
レス) id: b3a75b58d2 (このIDを非表示/違反報告)
猫。(プロフ) - はい好きとても好き大好きです！いつも楽しく見てます…！更新頑張って下さい！ (2021年2月18日 20時) (レス) id: 8802d4ec33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怠惰の兎 | 作成日時：2021年2月1日 0時
